TDLキャストによるパワハラ訴訟、オリエンタルランドに賠償命令
東京ディズニーランド(千葉県浦安市)のショーに出演していたパートの女性(41)が上司等からのパワーハラスメントが要因で体調を崩したとして、運営会社のオリエンタルランド(同市)を相手取り、慰謝料など計約330万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、千葉地裁は3月29日、同社に88万円の賠償を命じました。判決では、上司らの言動自体はパワーハラスメントと認定されませんでしたが、会社として、原告が職場で孤立しないよう調整する安全配慮義務違反があったと認定されました。オリエンタルランドは、判決を不服として4月12日に東京高裁に控訴しています。今回はパワーハラスメントにおける安全配慮義務について見ていきます。

