カテゴリー: 訴訟行政

記事:職種限定合意の職員に対する「同意なき配置転換」は違法 ―最高裁のイメージ画像
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職種限定合意の職員に対する「同意なき配置転換」は違法 ―最高裁

cw-e.r (2024/05/01 17:17)

職種限定合意がある場合に、使用者において、労働者の同意なしに配置転換を命じる権限はないとする初判断を、4月26日、最高裁判所が示しました。

原告男性が従事していた業務に関し、受注減少による廃止の方針があった中、使用者である被告が、男性を欠員のあった別事業部へ合意なく配置転換したことから、その適法性を巡り裁判となったものです。訴訟では、業務廃止が見込まれる中でも、職種限定合意がある場合に配転命令が違法となるのかが注目されていました。

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東京新聞記事の無断使用で、つくばエクスプレス側に賠償命令 ―最高裁

cw-e.r (2024/04/30 15:34)

私鉄「つくばエクスプレス」を運行する会社が社内ネットワークに東京新聞の記事のコピーを無断で掲載する著作権侵害を行っていたとして、東京新聞の発行元である中日新聞社が損害賠償を求める訴訟を提起していました。
最高裁判所は4月25日、双方の上告を退け、これにより、つくばエクスプレスの運行会社側に約133万円の損害賠償を命じる二審判決が確定しました。

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「コミュ力低い」で解雇は無効、能力不足を理由とする解雇について

Tomishima-Takeru (2024/04/30 10:10)

 九州ゴルフ連盟(福岡市)の事務局員だった男性が解雇されたのは不当であるとして地位確認や未払賃金の支払いを求めていた訴訟で福岡地裁は24日、解雇を無効としました。「コミュ力不足」による解雇は無効とのことです。今回は能力不足を理由とする解雇について見直していきます。

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商品出荷拒否をめぐる、婦人靴アマガサとクルーズグループとの訴訟で判決

cw-e.r (2024/04/25 12:28)

婦人靴の卸売、小売などを行う株式会社アマガサが、保管・管理を委託していた自社製品の出荷を拒否されたなどとして、運営会社をはじめとするクルーズグループ各社に損害賠償を求めた訴訟で、4月22日、東京地方裁判所はアマガサ側の主張を一部認める判決を下しました。

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法務ニュース

コーエーテクモゲームス、「信長の野望」などに関する著作権侵害等でシンガポール法人を提訴

cw-e.r (2024/04/16 13:09)

人気ゲーム「信長の野望」や「太閤立志伝」などの音楽やゲーム画像、会社の商標が、許諾なしにアプリのWeb広告に使われ、著作権等を侵害されたとして、コーエーテクモゲームスは4月8日、シンガポールのアプリ開発企業を相手取り、利用の差し止めなどを求める裁判を提起しました。

記事:事業者側からの取消訴訟で最高裁が弁論、労災認定に対する不服申立についてのイメージ画像
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事業者側からの取消訴訟で最高裁が弁論、労災認定に対する不服申立について

Tomishima-Takeru (2024/04/02 17:16)

 労基署の労災認定に対し、事業者側がその取消しを求めた訴訟の上告審で3月28日、最高裁は当事者双方の意見を聴く弁論を6月10日に開くことを決定しました。事業者側の原告適格を認めた高裁判決が覆る可能性があるとのことです。今回は労災認定に対する事業者側からの不服申立てについて見ていきます。

記事:木工用ドリル大手 スターエムに課徴金納付命令、不当な取引制限の要件についてのイメージ画像
法務ニュース

木工用ドリル大手 スターエムに課徴金納付命令、不当な取引制限の要件について

Tomishima-Takeru (2024/03/29 17:46)

 木工用ドリルの販売価格を不正に取り決めるカルテルを結んだとして、公取委は28日、兵庫県内の2社に課徴金納付命令を出していたことがわかりました。排除措置命令も出しているとのことです。今回は独禁法が規制する不当な取引制限の要件について見直していきます。

記事:ベッドガードでの乳児死亡事故、警告表示不十分でメーカーに3500万円の賠償命令のイメージ画像
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ベッドガードでの乳児死亡事故、警告表示不十分でメーカーに3500万円の賠償命令

cw-e.r (2024/03/27 12:51)

ベッドガードの設計の欠陥や警告表示の懈怠により、生後9カ月の乳児が死亡したとして、両親がメーカーに約9300万円の損害賠償を求めていた訴訟で、東京地方裁判所は3月22日、メーカーに対し遺族への賠償を命じました。
判決では、製品の欠陥はなかったとしつつも、製品の対象年齢が生後18ヶ月以上であるとの表示が適切にされず、警告が不十分だったことが乳児死亡につながったと結論づけられました。