三菱UFJ銀行が系列証券会社と顧客情報を無断共有か?監視委が勧告検討
証券取引等監視委員会は、三菱UFJ銀行と系列証券会社2社に対し、「金融商品取引法違反を理由に行政処分を課すよう」、金融庁へ勧告する方向で検討を始めたと、6月7日に報道されました。
三菱UFJ銀行は融資先企業に、グループ傘下の証券会社との取引を勧誘したほか、顧客の内部情報を無断で証券会社と共有したなどの疑いが持たれています。
同じ金融業界では、2022年に三井住友フィナンシャルグループ傘下の銀行と証券会社が、相場操縦事件後に金融庁から行政処分を受けましたが、事件後の検査で、同じ傘下の銀行と証券会社の間で顧客の非公開情報が無断で共有され、営業活動に使われたことが判明しています。
改めて、業界をあげた機密情報・個人情報の管理徹底が求められています。

