アップル、「ギャラクシーS3」も特許訴訟
2012/09/03 知財・ライセンス, 特許法, メーカー

概要
アップルがサムスン電子との特許侵害訴訟で、その対象を「ギャラクシーS3」など最新スマートフォンに拡大した。
米裁判所が判決でアップルに軍配を上げれば、サムスンはギャラクシーSなど過去のモデルはもちろん、最新機種まで米国で販売するのが難しくなる。 米国は世界スマートフォン市場の17%を占める。
アップルは今回の措置を通じて、サムスン電子との特許権紛争を加速・拡大する動きを見せている。 これは先月24日に米カリフォルニア北部連邦地裁の陪審員評決で完勝した勢いで、サムスン電子にさらなる圧力を加える意図であると思われる。
コメント
訴訟で白黒をはっきりつけてしまうと、訴訟の性質上勝者の総取りになってしまう。とくに特許関連訴訟の場合、敗訴してしまうとその特許に関連する物の生産ができなくなり(または著しいコストが発生し)、企業に甚大な損害が生じる。
企業法務に携わる者としては、訴訟という手段に出なければならなくなったとしても、勝訴可能性と敗訴したときのリスクを常に把握し、企業全体で共有することが大切だと感じる。
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