GDPR関連資格をとろう!QAで学ぶGDPRとCookie規制(64): 監視活動とGDPR
今日, 警察等の法執行機関(law enforcement)による通信傍受, 民間の事業者・雇用主による監視カメラによる監視・サイト訪問者のデータ取得等の事業上行われるモニタリング(monitoring)(以下これらを総称して「監視(surveillance)」という)に利用可能な技術の進歩・低価格化により大量の個人データを容易に収集し監視することが可能となっています。また, テロの防止等公共の安全・国家安全保障や, マーケティング・消費者サービスの個人化(personalisation)等のための監視のニーズも拡大しています。従って, このような監視のニーズとプライバシーや個人データの保護との間で如何に適切な均衡(balance)をとるのかが益々重要な問題となっています。そこで, 今回は, このような監視活動がGDPRを含むEU法等においてどのように扱われるかについて解説します。