ブラックバイトに対する学生の抵抗
2014/08/06 労務法務, 労働法全般, その他

事案の概要
ある牛丼屋チェーン店「すき屋」や居酒屋チェーン「ワタミ」等において劣悪な労働状況で学生が働かされるといった「ブラックアルバイト」の存在が問題となっている。これに対して「ブラックバイト」に対抗しようと、8月1日に労働組合「ブラックバイトユニオン」を首都圏の大学生約20人が結成し、苦しんでいる学生の救済に乗り出した。
「ブラックバイト」とは低賃金・低処遇にも関わらず過度な責任ノルマを課され、学生が学生らしい生活を送れなくしてしまうアルバイトのことをいう。具体例としては朝礼やバイトの後の片付けに対して業務時間に含めず給与を支払わない、皿を割るなど店の備品を壊した場合賃金から引く、休憩時間を取らせることなく長時間働かせるといった事情がある。
これに対して首都圏の学生が労働組合「ブラックバイトユニオン」を結成して、正社員と同じようなノルマを課されたり、無理な勤務シフトによる学校生活に支障が出る勤務を強いられるなどの状況から学生労働者の権利を守ることを目的としている。具体的活動内容としてはブラックバイト被害者の労働・生活相談、ブラックバイト被害の調査・研究・情報発信等を行う。
コメント
長らく続く不況により首都圏で学生生活を送っている学生の仕送り額が「2013年度私立大学新入生の家計負担調査」(東京地区私立大学教職員組合連合発表)によると、1カ月当たりの平均仕送り額(6月以降)は前年度比500円減の8万9,000円となり、過去最低を更新した。このような現状において学生にとってアルバイトとは遊ぶためのお金を集めるものではなく、生活費を稼ぐものとして不可欠なものとなっている。
学生アルバイトに関しても社員と同様に労働者の権利を主張することは適正な労働を行うためには重要であり、「ブラックバイトユニオン」は学生にとって強い味方となりうる存在である。企業にとってもアルバイトの存在は重要なものではあり、労働状況を公表されると、その結果学生アルバイトが集まらないなどの悪影響も生じうることから労働条件の改善は不可避である。
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