住友商事・KDDIが、JCOM・JCN統合会社を買収
2012/10/25 戦略法務, M&A, 会社法, その他

事案の概要
地上放送デジタル化の波が一段落した現在、CATV業界では市場の拡大が頭打ちとなっている。最近では、「ひかり電話」等の動画配信を武器とするNTTグループによるCATV契約者の奪取も目立つ。
今回のCATV業界2社の統合は、このような激化する競争に対応するものである。住友商事はCATV業界でネットスーパーや高齢者支援等の事業を行い、KDDIはスマートフォンをはじめとする通信事業を展開してきた。今回の統合・買収により、米スプリント社を買収したソフトバンクやNTTに対抗することを目的とすることが考えられる。
コメント
日本国内でのスマートフォンの急速な普及という情勢を受けて、通信業界の競争は激化している。このような情勢のなか、通信業界大手は、自社の弱点事業を補強すべく、他社の買収を立て続けに行っている。CATV加入者増加の期待も薄く、放送インフラをめぐるCATV業界の市場の著しい成長は見込めない以上、今回の統合・買収によって新たな市場の開拓を期待したい。
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