KKR山口あさくら:無許可で日帰り入浴 県警も捜査
2012/08/08 コンプライアンス, 行政対応, 民法・商法, その他

事案の概要
国家公務員共済組合連合会が山口市の湯田温泉で運営する宿泊施設「KKR山口あさくら」が、公衆浴場法の許可を取っていないにも関わらず日帰り客に入浴させていたとして、県の山口環境保健所から行政指導を受けていたことが分かった。同法違反(無許可営業)容疑で県警も捜査を始めた。
KKR山口あさくらが、取得していたのは旅館業法に基づき、客を宿泊させるための許可だけであり、日帰り客を入浴させる際に必要となる公衆浴場法に基づく保健所長の許可を取っていなかった。先月27日、同保健所が行政指導したのを受け、KKRは日帰り入浴を中止している。
KKR山口あさくらの支配人によると、日帰り入浴にあたり、同施設はタオル代として1回200円を徴収し、施設に併設するレストランなどの利用者に限って認めていた。支配人が着任した10年6月には常態化していたという。
支配人は「元々、日帰り入浴は断っていたが、レストラン利用客らへの提供はサービスの一環で問題ないと考えていた。行政指導を受けるまで違法との認識がなかった」と釈明している。今後は許可を取って再開させる意向だ。
コメント
宿泊施設においても、行政上の許可等を取っていないと捜査が入る。行政対応等においても法令順守は重要事項であることが本件にて照明されたといえよう。今後は、法令順守の精神がどの業界においても根付いていくことが期待される。
関連コンテンツ
新着情報

- 業務効率化
- 鈴与の契約書管理 公式資料ダウンロード

- 解説動画
浅田 一樹弁護士
- 【無料】国際契約における準拠法と紛争解決条項
- 終了
- 視聴時間1時間

- 解説動画
大東 泰雄弁護士
- 【無料】優越的地位の濫用・下請法の最新トピック一挙解説 ~コスト上昇下での価格交渉・インボイス制度対応の留意点~
- 終了
- 視聴時間1時間

- 業務効率化
- ContractS CLM公式資料ダウンロード
- 弁護士
- 境 孝也弁護士
- さかい総合法律事務所
- 〒105-0004
東京都港区新橋3-9-10 天翔新橋ビル6階

- まとめ
- 株主提案の手続きと対応 まとめ2024.4.10
- 今年もまもなく定時株主総会の季節がやってきます。多くの企業にとってこの定時株主総会を問題無く無...

- セミナー
殿村 桂司 氏(長島・大野・常松法律事務所 パートナー)
板谷 隆平(MNTSQ株式会社 代表取締役/ 長島・大野・常松法律事務所 弁護士)
- 【アーカイブ配信】24年日経弁護士ランキング「AI・テック・データ」部門1位の殿村氏が解説 AIに関する法規制の最新情報
- 終了
- 2025/05/23
- 23:59~23:59
- 弁護士
- 福丸 智温弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号

- ニュース
- トヨタが受取り期間を延長へ、株主優待のメリット・デメリット2025.8.27
- トヨタ自動車が株主優待で受け取ることができる電子マネーの付与期間を延長していたことがわかりまし...