DVD違法複製ソフト付き書籍販売、三才ブックス取締役ら逮捕
2012/07/17 業法対応, 不正競争防止法, その他

事案の概要
DVDのコピーガード機能を解除するソフトが入ったCD―ROMを本の付録にして販売したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は17日、東京都千代田区の出版社「三才ブックス」の取締役と同社社員ら計4人を不正競争防止法違反(譲渡目的展示・譲渡)容疑で逮捕し、同社を東京地検に書類送検したと発表した。
同社と4人は、2月9日~4月21日、コピー防止機能を解除するCDを付録にしたムック本「ものすごくわかりやすいDVDコピー2012」を、埼玉県の男性団体職員(38)ら2人にインターネットを通じて販売したほか、販売のため同サイトで表紙の画像を公開した疑いが持たれている。
逮捕された4人はいずれも容疑を認め、「違法とわかっていたが、売れ筋商品で、会社の利益のために販売を続けた」などと説明しているという。
同雑誌は企画本として昨年12月に1冊1050円で発売され、少なくとも約4千冊が売れ、約400万円の売り上げがあった。
同課によると、同社は昨年12月以降、日本映像ソフト協会など3団体から2回にわたって文書で販売の自粛を求められていたが、同社はそのまま販売を続けたという。
同社は、月刊誌「ラジオライフ」、アングラ系ゲーム雑誌「ゲームラボ」等を発行している。
同課によると、昨年12月に改正法が施行されてから、DVDのコピー防止機能解除での摘発は全国初。
コメント
三才ブックスは、5年前から自社のホームページや書店で、DVDのコピー防止機能を無効化するための不正プログラムを収録したCD-ROMを付録として付けた書籍を1冊1050円で販売していた。
同様のソフトなどを販売している会社への波及なども考えられる。
著作権法改正においても、リッピングが違法化されたので、今後の動向に注目したい。
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