水産庁×大手スーパー「ファストフィッシュ」展開始まる
2012/08/24 法務相談一般, 民法・商法, 流通

概要
イトーヨーカドーは23日、水産庁が選定する手軽で食べやすい魚商品「ファストフィッシュ」の販売を全国160店で開始した。トレーごと電子レンジ調理ができるのが特徴だ。
イオンも24日から、骨を取り除いた「骨取りさんま」などファストフィッシュ商品を全国で販売する。東北地区の「イオン」「マックスバリュ」「イオンスーパーセンター」の各店舗をはじめ、関東、中部、関西、中・四国地区のイオンなど約500店舗で販売を開始する予定だ。
急速に進む日本人の「魚離れ」を食い止めるため、水産庁は1日、官民共同の「魚の国のしあわせプロジェクト」を始めた。「ファストフィッシュ」は、このプロジェクトの一環として展開されたもので、ファストフードのように手軽に食べえられるという意味が込められた。生産者、メーカー、小売業者などに呼びかけ、「調理が面倒」と敬遠されがちな魚を手軽においしく食べられるような商品を公募しており、官民共同でPRする。
魚の1人1日あたり消費量は、2000年代初めまでは100グラムを超えていたが、ここ10年間で約2割減り、肉を下回った。同庁はこのままでは20年には60グラム台まで減ると危ぶみ、消費回復策に乗り出した。
コメント
米国の干ばつ発生により穀物の取引価格が相次いで上昇し、穀物を飼料としている肉類についても価格高騰が懸念されている。その中で、魚の消費を上向かせようとする今回の取り組みは、消費者のニーズを掘り起こすことができるか。
特に注目したいのは、「ファストフィッシュ」の生産販売が東北被災地支援ともなっている点だ。イオンは岩手県久慈市漁協、三陸鉄道と協力して行っている。
まずは、「ファストフィッシュ」が成功することで東北などでの新たな産業創出につながることに期待したい。将来的には、日本と同じく魚消費国である中国をはじめとした、アジア諸国での産業展開の可能性もあろう。官民共同での商品展開の試みとして、今後の進展に着目したい。
関連コンテンツ
新着情報

- セミナー
松尾 剛行 弁護士(桃尾・松尾・難波法律事務所/第一東京弁護士会)
- 【オンライン】2040年の企業法務への招待。〜松尾剛行先生に聞く、AI による法務業務の効率化とその限界〜
- 終了
- 2025/03/06
- 12:00~13:00

- 業務効率化
- Mercator® by Citco公式資料ダウンロード
- 弁護士
- 福丸 智温弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号

- 業務効率化
- 法務の業務効率化

- 解説動画
加藤 賢弁護士
- 【無料】上場企業・IPO準備企業の会社法務部門・総務部門・経理部門の担当者が知っておきたい金融商品取引法の開示規制の基礎
- 終了
- 視聴時間1時間

- まとめ
- 株主総会の手続き まとめ2024.4.18
- どの企業でも毎年事業年度終了後の一定期間内に定時株主総会を招集することが求められております。...
- 弁護士
- 水守 真由弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号

- 解説動画
江嵜 宗利弁護士
- 【無料】今更聞けない!? 改正電気通信事業法とウェブサービス
- 終了
- 視聴時間53分

- ニュース
- 会社に対する「就労証明書」の作成強要未遂に無罪判決 ー大阪高裁2025.4.28
- 会社に就労証明書の作成を求めたことで、強要未遂の罪に問われた労働組合員に対する差し戻し審で大...