毒舌キャラ”まんべくん”、地雷原に踏み込んで大炎上!?
2011/08/17 コンプライアンス, 危機管理, 民法・商法, その他

事案概要
北海道長万部町のゆるキャラで、毒舌を売りにしていた「まんべくん」のTwitterアカウントが停止されることとなった。まんべくんのアカウントを運用していたのは長万部町がキャラクター商標使用許諾を与えていた企業のようだが、同町は企業に対して、許諾を停止しTwitterも中止させた。
まんべくん
まんべくんは、毒舌を売りにしていたようで、以前にも「豚野郎!」などと暴言(?)とも取れるツイートをしていた。しかし、こうした発言で停止にならなかったのはそういうキャラであるということが浸透していたからだろう。今回問題となったのは、太平洋戦争関連のツイートで日本に原因があり、加害者であると取れるようなツイートだった。
雑感
PR手段としてゆるキャラが流行ってから久しいが、ただのゆるキャラではなかなか人気はでない。そこで、いろいろな色をつけるわけで、まんべくんはフォロー数が9万ほどあったのだからそこには成功していたと言えるのだろう。そして、毒舌キャラであれば普通より突っ込んだ発言が可能だったのだろうが、今回は完全にいきすぎたということだろう。
企業や公共団体などでツイッターなどのSNSを使うことはいいことであろうが、ガイドラインを作っておくことは必須であろう。特に、今回のような色の強いキャラクターを出すのであれば、触れて良い話題・ダメな話題、使っていい用語・ダメな用語というようにかなりの具体化をしておくほうが無難である。これからは従業員のアカウント等の管理はかなり重要な問題となるし、管理部門としては新たなSNS等の出現にも常に気を配っていなければならないだろう。Facebookはマークしていたが、Google+はマークしていなかったでは済まされない。
しかし、こうも似た事例が続くと「またか…。」で済まされてしまう部分もあるのかもしれない。
【関連リンク】
- まんべくんTwitterアカウント停止へ 発言内容を長万部町が問題視 -YAHOO! ニュース-(リンク切れ)→アーカイブ
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