沖縄の経済特区 ~その1~ 「特別自由貿易地域」
2011/07/25 法務相談一般, 民法・商法, その他

【特別自由貿易地域】
特別自由貿易地域は、沖縄県における産業及び貿易の振興を図ることを目的に「沖縄振興特別措置法」で規定されている『特区』のこと。域内の立地企業に対しては特別な優遇措置が講じられるなど、日本で唯一の『一国二制度』的な地域となっている。
域内に立地した企業に対する主な優遇措置としては、以下のような有利な投資環境の整備がある。
・税制上の優遇措置
・関税法上の優遇措置
・投資に対する助成制度
・賃貸工場の整備、物流支援等
特に保税地域制度によれば、税関長から保税地域の許可を受けた企業は、特定の場所や施設で関税や消費税を納めないまま、外国貨物の蔵置、加工・製造又は展示等ができる。
現状では、約20社が特別自由貿易地域内に立地しており、多様な業種が集まっている。
【雑感】
昔沖縄は中継貿易によって発展したという歴史がある。その原因はなんといってもアジア各国に近いという立地である。成長著しいアジア各国に対して、もちろん他の国に対しても、保税事業を展開するには便利なエリアであるということができ、特に中継貿易ではそのメリットを充分活用することができる。
また、沖縄にはこれらの企業を支えうる十分な量の求職者がいるので、今後の発展にも対応でき、同時に社会的な貢献もできる点で、今後大いに注目されていくべきである。
【関連リンク】
- ・特別自由貿易地域(沖縄県企業立地推進課)(リンク切れ)→アーカイブ
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