米デルタ航空 カリフォルニア州から個人情報保護法違反で訴訟
2012/12/13 コンプライアンス, 情報セキュリティ, 個人情報保護法, その他
事案の概要
12月6日、米カリフォルニア州は、米デルタ航空(Delta Air Lines)が提供するモバイルアプリ「Fly Delta」において、デルタ航空がユーザーの許可なく情報収集を行ったとして訴訟を提起した。同州が提起した訴えによれば、アプリの流通差し止め、ダウンロード1件あたり2500ドルの損害賠償支払いがデルタ航空に命じられる可能性がある。
2004年に制定されたカリフォルニア州法では、プライバシー規定を明示するようアプリの開発元に義務づけている。今回の訴訟は、デルタ航空の提供したアプリにプライバシー規定の明示がないことが問題になったとみられる。
コメント
今回の訴訟は、プライバシー規定を提示せず個人情報を取得したことが問題となったもので、デルタ航空が個人情報を漏洩したわけではない。ユーザーの立場からしてみれば、自らの情報が漏洩した訳ではないので大きな問題はないようにも思われるが、企業にとっては死活問題といえる。
個人情報を取得するアプリを海外に向けて提供する際には、各国各州の法律に精通した弁護士と十分な協議を行う必要があるだろう。
関連コンテンツ
新着情報
- 弁護士
- 前田 敏洋弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号
- 解説動画
- 斎藤 誠(三井住友信託銀行株式会社 ガバナンスコンサルティング部 部長(法務管掌))
- 斉藤 航(株式会社ブイキューブ バーチャル株主総会プロダクトマーケティングマネージャー)
- 【オンライン】電子提供制度下の株主総会振返りとバーチャル株主総会の挑戦 ~インタラクティブなバーチャル株主総会とは~
- 視聴時間1時間8分
- セミナー
- 登島和弘 氏(新企業法務倶楽部 代表取締役…企業法務歴33年)
- 企業法務ワークショップ講座
- 2024/05/07
- 19:00~21:00
- ニュース
- 商品出荷拒否をめぐる、婦人靴アマガサとクルーズグループとの訴訟で判決2024.4.25
- NEW
- 婦人靴の卸売、小売などを行う株式会社アマガサが、保管・管理を委託していた自社製品の出荷を拒否さ...
- まとめ
- 中国「データ越境移転促進・規範化規定」解説2024.4.23
- NEW
- 中国の現行法令上, 香港・マカオ・台湾を除く中国本土内(「境内」)から境外への個人情報等の移転...
- 解説動画
- 加藤 賢弁護士
- 【無料】上場企業・IPO準備企業の会社法務部門・総務部門・経理部門の担当者が知っておきたい金融商品取引法の開示規制の基礎
- 終了
- 視聴時間1時間
- 弁護士
- 野口 大弁護士
- 野口&パートナーズ法律事務所
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満1-2-5 大阪JAビル12階
- 業務効率化
- LegalForceキャビネ公式資料ダウンロード
- 業務効率化
- Lecheck公式資料ダウンロード