無線LANの安全な使い方指針―総務省
2012/09/24 コンプライアンス, 民法・商法, その他

概要
無線LANとは、自宅や店舗内など限られた場所でインターネットに無線で高速接続できる通信網のことをいう。この無線LANは、スマートフォンの普及に対応するため、駅や飲食店など公共の場への設置が進められている。
しかし、この無線LANへの接続を通じて個人情報が流出するなどの問題が相次いでいる。
そこで、総務省は、一般利用者向けに無線LANの安全な使い方の指針をまとめた。
具体的には、通信を読み取られたり個人情報を盗まれたりしないよう、通信を暗号化する際は旧式で破られやすい「WEP」方式ではなく、最新の「WPA」方式などを使うことを推奨している。また、接続の際に「証明書エラー」など普段と違う画面が表示されたら、情報を盗むための偽の接続ポイントにつながる可能性を疑い、接続をやめることなどを呼びかけている。
コメント
ここ数年の間に爆発的に普及したスマートフォン。公共の場における高速接続が可能となった今日では、誰もがいつでもどこでもすぐにネット環境に飛び込むことができるようになった。
しかしながら、便利になったとはいえ、個人情報の問題は無視することはできない。本来ならば、ここまで普及する以前に検討しておくべき課題であったように思う。
また、無線であるだけに、個人としては、情報が流出したことに気付くことさえ難しいといえる。
このような中で総務省がまとめた指針は個々人の生活を守るため重要な意義を有するものといえる。
関連リンク
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu03_02000024.html
関連コンテンツ
新着情報

- ニュース
- 1000円着服で懲戒免職に退職金1,200万円不支給、最高裁は「適法」と判断2025.4.22
- 運賃1,000円を着服したなどとして懲戒免職となった京都市営バスの元運転手の男性。男性は退職金...

- まとめ
- 中国「データ越境移転促進・規範化規定」解説2024.4.23
- 中国の現行法令上, 香港・マカオ・台湾を除く中国本土内(「境内」)から境外への個人情報等の移転...

- 解説動画
岡 伸夫弁護士
- 【無料】監査等委員会設置会社への移行手続きの検討 (最近の法令・他社動向等を踏まえて)
- 終了
- 視聴時間57分

- 業務効率化
- 鈴与の契約書管理 公式資料ダウンロード
- 弁護士
- 髙瀬 政徳弁護士
- オリンピア法律事務所
- 〒460-0002
愛知県名古屋市中区丸の内一丁目17番19号 キリックス丸の内ビル5階
- セミナー
藤江 大輔 代表弁護士(弁護士法人GVA国際法律事務所/大阪弁護士会所属)
- 【リアル】東南アジア進出の落とし穴とチャンス:スタートアップが知るべき法務のポイント
- 終了
- 2025/03/27
- 16:00~17:30

- 業務効率化
- ContractS CLM公式資料ダウンロード

- 解説動画
斎藤 誠(三井住友信託銀行株式会社 ガバナンスコンサルティング部 部長(法務管掌))
斉藤 航(株式会社ブイキューブ バーチャル株主総会プロダクトマーケティングマネージャー)
- 【オンライン】電子提供制度下の株主総会振返りとバーチャル株主総会の挑戦 ~インタラクティブなバーチャル株主総会とは~
- 終了
- 視聴時間1時間8分
- 弁護士
- 平田 堅大弁護士
- 弁護士法人かなめ 福岡事務所
- 〒812-0027
福岡県福岡市博多区下川端町10−5 博多麹屋番ビル 401号