デュポン、知財紛争、韓国大手に勝訴!
2012/09/06 知財・ライセンス, 特許法, メーカー

概要
米化学大手のデュポンが代表的な高機能素材のアラミド繊維を巡り、韓国繊維大手のコーロンと激しい知的財産権訴訟を繰り広げている。8月30日には米連邦地裁がデュポンの訴えを全面的に認める命令を出し、コーロンは韓国工場の操業停止に追い込まれた。争点は元従業員を通じた技術流出。
デュポンの主張や米裁判所の認定によると、06年にデュポンを退職したアラミド繊維の元技術者が翌07年にコーロンとコンサルティング契約を締結した。その後デュポン製そっくりのアラミド繊維をコーロンが製造販売するようになったという。
コメント
従業員を通じた技術流出問題は、日本でも懸念が生じている。液晶、半導体、電池などの分野では、韓国企業が日本企業の定年退職者などを囲いこみ、技術流出が疑われる事態が散見される。また、NECなどの大手が国内で1万人以上の人員削減に動く一方、中国や韓国企業の退職者の積極採用に動いており、ますますその懸念は強まっている。
とはいえ、退職者も生活があるため同業他社や外国企業に勤めなければないならない。そうなると、どれほど誓約書を書かせても、退職者の動向を全て監視するのは不可能であり、人が動けば情報も動くと考えたほうが良い。そこで、重要情報にアクセスできる人を絞り込み情報を知る人間を最小限にとどめる策をとるなど、事前策をとる必要があるだろう。
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