シャープ、最終赤字1000億円を受けて株価下落
2012/07/24 事業再生・倒産, 民法・商法, メーカー
事案の概要
シャープの2012年度第一四半期の連結最終損益が1000億円前後の赤字となるとの報道を受け、シャープ株が連日の年初来安値を更新している。7月19日時点の始値は320円であったが、同24日の終値は289円まで下落した。
赤字の要因は液晶部門の不振とみられるが、シャープは同部門の建て直しを図るため、台湾の鴻海精密工業との業務提携を発表したばかり。これに加え、経営再建を図るため、シャープは早期退職者募集などで数千人規模の人員削減を図る見通しだ。
コメント
シャープだけでなく、国内の家電メーカー大手の株価が軒並み下落傾向にある。家電メーカーは多くの人員を抱えているだけに、今後業績悪化にともなう雇用状況の悪化が懸念される。早期に経営再建を図り、業績を回復させる道筋を示せるかどうかが問われている。
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