煙草1本で停職1年【大阪市営地下鉄】
2012/07/17 法務相談一般, 民法・商法, その他

事案の概要
17日、大阪市交通局は、回送電車内で喫煙をした市営地下鉄運転士を停職1年の懲戒処分、また上司2人を戒告の懲戒処分とすることを発表した。この運転士(41歳・森之宮乗務所)は、6月20日午後8時頃、千日前線阿波座駅と中央線阿波座駅の間で信号待ちの最中、回送電車の運転室において煙草1本を吸ったという。
2月に御堂筋線梅田駅で、煙草の不始末が原因とみられる火災が発生。これを受けて市営地下鉄は、全面禁煙の徹底に取り組んでいた。4月には、男性助役が、四つ橋線本町駅の駅長室内で喫煙し、火災報知機を作動させ運行に支障が生じさせたことにより、停職3カ月の懲戒処分を受けた例があったが、今回は喫煙が原因の停職期間として最長となる。
コメント
今回の厳罰処分は、橋下市長の意向でもあるようだ。「ルールは守れ」ということだろうか。
確かに、一般の喫煙者が肩身の狭い思いをしている昨今、公共の交通機関をあずかる者が仕事中に喫煙し、しかもその利用者の足に支障をきたす(可能性がある)というのは、ひどい話である。「タバコ1本で停職1年」という字面からすると比例原則的にどうなのか、と疑問を持ちかねないが、こうした背景事情を踏まえ、ルールを守らせるための見せしめとしては有効なのかもしれない。
関連コンテンツ
新着情報

- 業務効率化
- クラウドリーガル公式資料ダウンロード
- セミナー
藤江 大輔 代表弁護士(弁護士法人GVA国際法律事務所/大阪弁護士会所属)
- 【リアル】東南アジア進出の落とし穴とチャンス:スタートアップが知るべき法務のポイント
- 終了
- 2025/03/27
- 16:00~17:30
- 弁護士
- 片山 優弁護士
- オリンピア法律事務所
- 〒460-0002
愛知県名古屋市中区丸の内一丁目17番19号 キリックス丸の内ビル5階

- まとめ
- 改正障害者差別解消法が施行、事業者に合理的配慮の提供義務2024.4.3
- 障害者差別解消法が改正され、4月1日に施行されました。これにより、事業者による障害のある人への...

- 解説動画
奥村友宏 氏(LegalOn Technologies 執行役員、法務開発責任者、弁護士)
登島和弘 氏(新企業法務倶楽部 代表取締役…企業法務歴33年)
潮崎明憲 氏(株式会社パソナ 法務専門キャリアアドバイザー)
- [アーカイブ]”法務キャリア”の明暗を分ける!5年後に向けて必要なスキル・マインド・経験
- 終了
- 視聴時間1時間27分

- 業務効率化
- LAWGUE公式資料ダウンロード
- 弁護士
- 目瀬 健太弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号

- ニュース
- 会社に対する「就労証明書」の作成強要未遂に無罪判決 ー大阪高裁2025.4.28
- NEW
- 会社に就労証明書の作成を求めたことで、強要未遂の罪に問われた労働組合員に対する差し戻し審で大...

- 解説動画
浅田 一樹弁護士
- 【無料】国際契約における準拠法と紛争解決条項
- 終了
- 視聴時間1時間