シンガポールで、外国事務所の進出がより活発になるとの見通し
2012/07/11 海外法務, 海外進出, 外国法, 士業事務所

事案の概要
今年5月29日、シンガポールのシャンムガム法務大臣は、シンガポールでの法務事業の展開を希望する法律事務所に対し適格外国法律事業所(QFLP)ライセンスを付与する、と発表した。QFLPライセンスを得た外国の法律事務所は、企業法務分野において、現地事務所と提携を経ずに、単独でシンガポール国内法に関するサービスを提供できることになる。
2008年の第1期に続き、2期目の募集となる。第1期では、アレン・アンド・オーヴェリー、クリフォード・チャンス等、6事務所にライセンスを交付していた。
今回の募集では、DLAパイパー、リンクレーターズ等多数の事務所が応募に興味を示しているという。
募集の背景にあるのは、シンガポール経済の成長に伴う法務マーケットの成長だ。過去5年間、毎年10パーセントずつ成長を続けている。2012年現在、シンガポールには100以上の国際法律事務所があり、外国人弁護士の数も、2007年の633人に比べ、2倍の1200人に増えた。単独でシンガポール法実務を行うことができる外国法律事務所が増加すれば、法務マーケットは更なる伸びをみせると推測される。
第2期の募集は8月31日に締め切られ、法務省の評価・選定委員会の審査を経て、今年末までにはQFLPライセンスが付与される事務所が決定するという。
コメント
経済の好調に伴う法務マーケットの拡大に、今後も注視したい。
関連コンテンツ
新着情報
- 解説動画
大東 泰雄弁護士
- 【無料】優越的地位の濫用・下請法の最新トピック一挙解説 ~コスト上昇下での価格交渉・インボイス制度対応の留意点~
- 終了
- 視聴時間1時間

- 業務効率化
- Mercator® by Citco公式資料ダウンロード
- 弁護士

- 原内 直哉弁護士
- インテンス法律事務所
- 〒162-0814
東京都新宿区新小川町4番7号アオヤギビル3階
- まとめ
- 経済安全保障法務:中国の改正国家秘密保護法の概要2024.3.15
- 2024年2月27日, 中国では国家秘密保護法(原文:中华人民共和国保守国家秘密法)の改正が成...
- 弁護士

- 福丸 智温弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号
- セミナー
森田 芳玄 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所 パートナー/東京弁護士会所属)
- 【オンライン】IPOを見据えた内部調査・第三者委員会活用のポイント
- 終了
- 2025/05/21
- 12:00~12:45
- 業務効率化
- ContractS CLM公式資料ダウンロード
- 解説動画
斎藤 誠(三井住友信託銀行株式会社 ガバナンスコンサルティング部 部長(法務管掌))
斉藤 航(株式会社ブイキューブ バーチャル株主総会プロダクトマーケティングマネージャー)
- 【オンライン】電子提供制度下の株主総会振返りとバーチャル株主総会の挑戦 ~インタラクティブなバーチャル株主総会とは~
- 終了
- 視聴時間1時間8分
- ニュース
- 警視庁が退職代行「モームリ」を家宅捜索、弁護士法の規制について2025.10.23
- 退職代行サービス「モームリ」を運営する会社に警視庁が家宅捜索を行っていたことがわかりました。弁...













