アドビ、広告制作会社と1千5百万円で調停成立
2012/07/10 知財・ライセンス, 著作権法, IT

事案の概要
ビジネス ソフトウェア アライアンス(以下BSA)は、BSAメンバー企業であるアドビ システムズ インコーポレーテッド(以下アドビ)と福岡県所在の広告制作会社(以下A社)との間でビジネスソフトウェアの著作権侵害に関し、2012年6月12日に福岡簡易裁判所において15,455,100円で調停が成立したことを発表しました。
本事案は、BSAが開設する「情報提供窓口」に提供された組織内不正コピーに関する詳細な情報を端緒に、権利者であるアドビが代理人を通じて不正コピーの存否を確認するため、A社に対し社内調査を求めていたものです。アドビ代理人の調査依頼、およびその後の複数回に渡る回答催促に対しても、A社からは何の回答も得られなかったため、2011年7月27日付で福岡簡易裁判所に調停を申し立てていました。
コメント
日本国内のソフトウェア違法コピー率は21%(2011年)であり、その損害額は世界ワースト10位の約1,500億円に上っている。著作権法に関しては、私的違法ダウンロード刑罰化・リッピング違法化を含む著作権法の改正案が先月成立したばかりであり、著作権に関する市民の関心も高まっている。企業においては、よりいっそうソフトウェアライセンスを適切に管理することが求められている。
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