米デルタ航空 カリフォルニア州から個人情報保護法違反で訴訟
2012/12/13 コンプライアンス, 情報セキュリティ, 個人情報保護法, その他

事案の概要
12月6日、米カリフォルニア州は、米デルタ航空(Delta Air Lines)が提供するモバイルアプリ「Fly Delta」において、デルタ航空がユーザーの許可なく情報収集を行ったとして訴訟を提起した。同州が提起した訴えによれば、アプリの流通差し止め、ダウンロード1件あたり2500ドルの損害賠償支払いがデルタ航空に命じられる可能性がある。
2004年に制定されたカリフォルニア州法では、プライバシー規定を明示するようアプリの開発元に義務づけている。今回の訴訟は、デルタ航空の提供したアプリにプライバシー規定の明示がないことが問題になったとみられる。
コメント
今回の訴訟は、プライバシー規定を提示せず個人情報を取得したことが問題となったもので、デルタ航空が個人情報を漏洩したわけではない。ユーザーの立場からしてみれば、自らの情報が漏洩した訳ではないので大きな問題はないようにも思われるが、企業にとっては死活問題といえる。
個人情報を取得するアプリを海外に向けて提供する際には、各国各州の法律に精通した弁護士と十分な協議を行う必要があるだろう。
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