オリンパス第三者委員会の報告出る!日本企業のコーポレートガバナンスはどうなるか?
2011/12/07 コンプライアンス, 民法・商法, メーカー

オリンパスの第三者報告書が出た。報告書の骨子を簡潔にまとめた。
1.バブル崩壊後、資金運用による含み損を抱える。
2.ファンドを用いて損を飛ばす方法について監査役と当時副社長が検討。
3.受け皿を作り、1400億円近い額を飛ばす。
4.経営の中枢が腐っていて、サラリーマン根性の集大成というべき状態。
5.ワンマン体質
6.企業ぐるみではなく経営陣を含む一部の社員が行ったこと。取締役や監査役などに問題がある。
7.不法行為に加担した経営者は責任追及されるべき。
雑感
この報告書によると、一部経営陣が資産運用の失敗による損失を隠すために、ファンドなどを用いて受け皿を作り飛ばすという行為が行われたことがわかる。こういった行為は違法行為ではあるが、オリンパスと同時期に、似たような手法を用いて損失を飛ばした企業も少なくない。
こういった行為を行った経営者達はいままであまり厳しい社会的制裁を受けてこなかった。しかし、オリンパスの件のように社会的な注目を浴び、株価が下落するなど社会に大きな影響を与えたものは、経営陣に対する世間の目や裁判所の姿勢などは、いままでの事案よりも厳しくなることが予想される。
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