スマホ検索市場を巡る抗争勃発
2011/09/08 独禁法対応, 独占禁止法, IT
事件の概要
韓国の公正取引委員会(KFTC)が、スマートフォンにおける検索を巡り、Googleが公正な競争を妨げたかどうかを調査するため、2011年9月7日、米Googleの韓国・ソウル事務所を捜索したことが明らかになった。
韓国インターネット検索大手のネイバーとダウム・コミュニケーションズが4月に行った公正取引委員会への申し立てに基づくものである。ネイバーとダウムは、グーグルがスマートフォンの基本ソフト「アンドロイド」を利用して、スマートフォンに自動的にグーグル検索機能を選択するよう消費者に強要している、と主張した。グーグルは「アンドロイドを採択したスマートフォン製造会社にグーグル検索機能やグーグルアプリケーションの搭載を強要したことはない」と反論した。
総評
韓国の検索市場は、ネイバーとダウムが90%超のマーケットシェアを握っている。しかし、スマートフォンの発展に伴い、スマートフォンでの検索市場を握るgoogleが一気に検索市場を一世風靡する可能性が生じたことから、ネイバー、ダウムが独占したと公正取引委員会に申し立てをしたと思われる。
PCの検索は、情報獲得のための入口になる重要な要素であるため、検索市場を韓国の大手会社に大部分占めさせるのか、アメリカ大手のgoogleが占めるのかは、韓国のIT会社全体の進退に影響を与えかねないので、韓国の公正取引委員会は公正な立場で判断してほしい。
新着情報
- セミナー
- 登島和弘 氏(新企業法務倶楽部 代表取締役…企業法務歴33年)
- 企業法務ワークショップ講座
- 2024/05/07
- 19:00~21:00
- 業務効率化
- Legaledge公式資料ダウンロード
- 業務効率化
- Lecheck公式資料ダウンロード
- 解説動画
- 岡 伸夫弁護士
- 【無料】監査等委員会設置会社への移行手続きの検討 (最近の法令・他社動向等を踏まえて)
- 終了
- 視聴時間57分
- 解説動画
- 大東 泰雄弁護士
- 【無料】優越的地位の濫用・下請法の最新トピック一挙解説 ~コスト上昇下での価格交渉・インボイス制度対応の留意点~
- 終了
- 視聴時間1時間
- ニュース
- 今年秋施行予定、フリーランス新法とは2024.4.24
- NEW
- 個人事業主などを保護する「フリーランス新法」が今年秋に施行される見通しです。下請法と異なり全...
- まとめ
- 経済安全保障法務:中国の改正国家秘密保護法の概要2024.3.15
- 2024年2月27日, 中国では国家秘密保護法(原文:中华人民共和国保守国家秘密法)の改正が成...
- 弁護士
- 前田 敏洋弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号
- 弁護士
- 野口 大弁護士
- 野口&パートナーズ法律事務所
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満1-2-5 大阪JAビル12階