リーガルテック最新トピックス(2020/07/07)
2020/07/08 契約法務, リーガルテック, その他

各社のプレスリリースを元に、リーガルテック市場の最新動向をまとめてみました。
☑Hubbleがクラウドサインユーザー向けフリープランを発表
契約書の管理・共有の効率化ができるソフトウェア「Hubble」が、クラウド契約サービスの「クラウドサイン」ユーザー限定のフリープランの提供を開始しました。
プランの概要は下記となります。
※別途有償プランについても、クラウドサインユーザー向けの特別プランを用意しているとのことです。
【プラン概要】
・利用可能アカウント数:上限100アカウント
・利用可能ファイル数:30ドキュメント
・利用料金:無料
【利用条件】
・Hubbleユーザーであること
・クラウドサインのユーザー(Standardプラン以上)であること
(Hubbleとクラウドサインを新規に申し込む場合も可)
Hubbleとクラウドサインの連携により、Hubbleで契約書の作成・編集を行った後、ワンクリックでクラウドサインにアップロードし、契約締結まで進むことが可能です。
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☑GVA法律事務所がスタートアップ向けAIリーガルテックサービスを月額1.2万円で提供開始
スタートアップの企業法務に強みを持つGVA法律事務所とIPO労務を得意とする社会保険労務士法人みらいコンサルティングが、7月からスタートアップ向けリーガルテック顧問サービス「スタートアップパック」を月額1.2万円で提供を開始しました。
両法人は、従来よりスタートアップ企業向けに顧問サービスを提供していましたが、創業間もない企業からは、毎月数万円の顧問料を支払うのが難しいという声もよく聞いていたため、今回のサービス提供開始に至ったとのことです。
GVA TECH株式会社のAI契約書レビュー支援サービス「AI-CON Pro」のシステムをプラットフォームとして利用することで、契約書雛形の提供、レビューのサポート、簡易な個別相談などを含めた、顧問サービスの低価格化を実現したとのことです。
GVA法律事務所が「業務委託契約」、「利用規約」、「創業者株主間契約」、「投資契約」などスタートアップ企業でよく使われる契約書の雛形やレビューの際のチェックポイント、みらいコンサルティングが「就業規則」「賃金規程」「労働条件通知書(雇用契約書)」「36協定届」「機密保持誓約書」などスタートアップ企業が困る5類型の労務書類の確認ポイントを用意し、AI-CON Proにセットすることで、スタートアップ企業でも正確な契約書、労務書類のレビューが可能になります。
また月15分、弁護士および社会保険労務士へ相談することも可能とのことです。
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☑LegalForceが英文契約書自動レビュー機能を正式リリース
日本初のAI契約書レビュー支援ソフトウェア「LegalForce」が、7月から英文契約書の自動レビューに正式対応しました。
LegalForceでは、英文契約書の自動レビュー機能を2019年12月より試験的に提供してきましたが、約半年の試験期間を経て、レビュー可能類型が充実し、精度及び機能が大幅に向上したため、同機能を有償オプションメニューとして正式にリリースすることになりました。
海外にも英文契約書の自動レビュー機能を持つソフトウェアは存在していましたが、国産のソフトウェアであるLegalForceは下記の特徴を持っており、国内の法務担当者にとって使い勝手のよいものとなっています。
①レビュー結果を日本語で表示
②修正文(英文)の提案(和訳付き)
③使用許諾側、仕様側のいずれの立場からもレビュー
※レビューの準拠法は米国法
また今回の正式リリースと合わせて、レビュー可能な類型に「英文一般条項」が追加されたため、どのような契約類型であっても、英文契約書の一般条項のレビューが可能になったとのことです。
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