【セブンイレブン】台湾離島に初のコンビニエンスストア出店へ
2014/08/08 海外法務, 海外進出, 外国法, その他

事案の概要
セブンイレブンが準備を進めていた台湾の離島・蘭嶼(らんしょう)への初のコンビニエンスストアの出店が延期となった。入居予定だった建物が違法建築であることが発覚したためだが、今回の問題以外にも原住民であるタオ族との争いがセブンイレブンの出店を困難にしている。
蘭嶼は台湾本島の南東の太平洋上、緑島の南方にある火山島であり、台湾原住民のひとつで、フィリピン・バタン諸島より移り住んだとされるタオ族4,000人程が暮らしている。主要な産業はトビウオ類などの漁業とタオ族の伝統文化や奇岩などの自然を生かした観光業である。
今回のセブンイレブンの出店には「文化的な環境を壊す」との声があり、一部の識者や芸能人らがブログにおいてコンビニエンスストアの出店は同島の美しい自然環境と独特の文化を破壊するものであると主張している。
コメント
観光業を主な産業としている島にとってはコンビニエンスストア出店により伝統文化が破壊され、台湾本島同様の「文明病」にかかるといったことは島特有の風土が変化し、生活の根幹にかかわる重要な問題である。しかし、日本においても京都ではコンビニエンスストアの外観を周りの風景に配慮し、色を変えるなど企業の配慮により出店が可能になった例もある。
そのため、今セブンイレブンに求められていることは住民との対話を続け、相手の文化を尊重したうえで譲歩しつつコンビニエンスストア出店によって得られる利益を説明し、理解を得ることが一番の近道になるだろう。
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