「マジコン」が税関の輸入差し止め対象に
2012/11/26 知財・ライセンス, 著作権法, 不正競争防止法, エンターテイメント

事案の概要
マジコンとは、ニンテンドーDSのアクセスコントロールを回避して違法ソフトを動作させる装置の略称である。マジコンは、不正競争防止法2条1項10号所定の装置であり、マジコンを譲渡する行為等は、損害賠償請求や刑事罰の対象となっている。
11月21日、任天堂株式会社からの輸入差止申立てが受理されたことにより、同装置は差し止め対象物品に追加されることになった。不競法に係る技術的制限手段を回避する物品の輸入差止申立てが受理されたのは、本件がはじめてである。
なお、「技術的制限手段」とは、音楽・映画・写真・ゲーム等のコンテンツに対する①無断コピーや②無断視聴を防止するための技術を指す。
コメント
技術的制限手段回避装置等が輸入してはならない貨物及び輸入差止申立制度の対象とされたのは、平成23年12月1日からである。
日本のコンテンツ事業にとって、違法コンテンツの排除を強化していくことは重要な課題となっているため、今後も輸入差止申立制度等の利用が進むことが期待される。
関連コンテンツ
新着情報

- 業務効率化
- ContractS CLM公式資料ダウンロード
- 弁護士
- 横田 真穂弁護士
- 弁護士法人咲くやこの花法律事務所
- 〒550-0011
大阪府大阪市西区阿波座1丁目6−1 JMFビル西本町01 9階

- 解説動画
浅田 一樹弁護士
- 【無料】国際契約における準拠法と紛争解決条項
- 終了
- 視聴時間1時間

- 業務効率化
- クラウドリーガル公式資料ダウンロード
- 弁護士
- 境 孝也弁護士
- さかい総合法律事務所
- 〒105-0004
東京都港区新橋3-9-10 天翔新橋ビル6階

- セミナー
登島和弘 氏(新企業法務倶楽部 代表取締役…企業法務歴33年)
- 登島さんとぶっちゃけトーク!法務懇談会 ~第16回~
- 終了
- 2025/06/04
- 19:00~21:00

- 解説動画
江嵜 宗利弁護士
- 【無料】今更聞けない!? 改正電気通信事業法とウェブサービス
- 終了
- 視聴時間53分

- まとめ
- 改正障害者差別解消法が施行、事業者に合理的配慮の提供義務2024.4.3
- 障害者差別解消法が改正され、4月1日に施行されました。これにより、事業者による障害のある人への...

- ニュース
- 裁判所が瓦製造メーカーに特別清算開始命令2025.10.7
- 島根県大田市の瓦製造会社「石央セラミックス」が先月12日、松江地裁から特別清算開始命令を受けて...