スカイマーク契約解除は違法
2012/11/15 労務法務, 労働法全般, その他

事案の概要
スカイマークが不合理な理由で出向受け入れ契約を解除したのは違法などとして、元機長の男性が損害賠償を求めた訴訟の判決が14日、東京地裁であり、白石哲裁判長は契約解除の違法性を認め、同社に約1900万円を支払うよう命じた。
判決によると、男性は2010年、体調不良を申し出た先任客室乗務員について乗務できないと判断し、同社に交代を求めたが認められなかったため、搭乗を拒否。同社は業務命令違反などを理由に契約を解除した。
白石裁判長は、乗務員が体調不良だったと認め、乗務可否についての男性の判断は正しかったと指摘し、「契約解除の理由とはなり得ない」とした。同社社長が、搭乗を拒否した男性の腕をつかんでけがをさせたとも認定し、慰謝料の支払いも命じた。
コメント
義理人情ははやらない昨今、ごたごたに巻き込まれることを覚悟で同僚をかばった機長には感銘をうける。法はいつの時代も筋を通して生きる者の味方であって欲しいものである。
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