ファミマでもAmazonの商品が受け取り可能に
2012/10/31 法務相談一般, 民法・商法, その他

事案の概要
ファミリーマートは通販サイトAmazon.comで注文した商品をファミリーマートの全国の店舗(約9,100)で受け取れるサービスを開始したと発表した。ファミリーマートでは、すでにファミリーマートグループの 「ファミマ.com」などで購入した商品の店頭受取・代金支払サービスを行っている。今回通販サイト大手のAmazon.comの注文商品も扱うことで 「店頭受取サービス」のさらなる拡充を図っていくという。
Amazon.comの商品注文時の「お届け先選択」画面で希望の店舗を指定し、ファミリーマート店内に設置されているマルチメディア端末「Famiポート」に入力すれば店舗での受け取りが可能となる。また、代金引換商品の受け取りも可能とのこと。
同様のサービスはローソンに続いて2社目となる。
コメント
このサービスにより、自宅以外にも勤務先や通勤途中などでの受け取りが可能となり、消費者にとってより利便性が向上する。また、ファミリーマートにとっては、商品受け取り時のついで買いが見込めるというメリットがあり、Amazonにとってもサイト利用者の受け取り時の選択肢が増えることによる利用者の増加が見込めるであろう。
もっとも、消費者の手に届くまでに破損などが生じた場合これまでのAmazon社と配送業者との2者の関係から、ファミリーマートを加えた3者の関係となり責任の所在があいまいになるおそれがある。したがって、ファミリーマートとAmazonの間では当該サービスを行う上でのファミリーマートがいくらでこの業務を請け負うのか以外にも責任の所在について契約で詳細に定めておくことが必要となる。
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