トヨタ自動車 天津工場を一部休止
2012/10/18 海外進出, 外国法, メーカー

事案の概要
トヨタ自動車は今月22~26日に、天津市にある合弁工場の生産ラインを一部休止する見通しであることが、16日分かった。
尖閣諸島の領有権をめぐる反日感情の高まりで、新車販売が低迷していることが要因だ。
トヨタの天津工場は、「カローラ」「クラウン」などの生産を手がける、中国最大の生産拠点である。
今回、生産ライン3本のうち、「クラウン」などを生産する2本のラインを5日間停止することを決めた。
残る1ラインも2日間休止し、操業を週3日間に減らす予定だ。
中国での暴動を契機とする販売の落ち込みで在庫が積み上がることを懸念したトヨタは、今月から、天津市や広州市など4つの工場で、稼働日を減らしたり操業時間を短縮したりするなどして生産調整を続けてきた。
天津工場では、中国の建国記念日にあたる「国慶節」に伴う休業を前倒しする形で9月26日から操業を停止し、10月8日に再開していた。
その後も平日の一部を休業にして減産するなどしていたが、今回それに加えて、更に調整を行う必要があると判断したとみられる。
このため、同工場は今月の生産台数を当初4万6000台程度と見込んでいたが、現在では、その4分の1の1万2000台程度まで落ち込んでいる。
同社は今後も、販売動向を見極めて生産調整を進めることにしているが、減産路線は避けられない模様だ。
コメント
一連の尖閣諸島をめぐる問題等、両国間の政治問題は企業努力では解決できない類のものである。
だとすれば、企業にできるのは、生産拠点を分散したり、多様なマーケットを開拓しておくなどのリスクヘッジしかないのであろうか。
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