AIJ社長、再逮捕
2012/07/10 法務相談一般, 刑事法, 金融・証券・保険

事案の概要
AIJ投資顧問による年金詐欺事件で、逮捕された社長の浅川和彦容疑者(60)ら4人が、東京と神奈川にある4つの年金基金からも約30億円をだまし取ったとして10日再逮捕された。
警視庁によると、浅川容疑者らは、経営が実質的に破綻していた2009年以降も営業を続け、92の基金から600億円近くを集めていたという。そのほとんどは運用せず、顧客の解約金に回していたとみられており、警視庁は、この行為が詐欺にあたると判断した。
金融庁と証券取引等監視委員会はAIJと同様の仕組みを持つ運用会社を注視するなどして、監視強化を強めていく方針である。また捜査当局は組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)容疑を適用し被害金を分配することを検討しているが、同法の立証のハードルは高いとみられている。
コメント
新聞記事によれば、厚生労働省はAIJ問題を受けて手つかずのままであった企業年金改革へ踏み出すとされている。AIJ問題の背景には、厚生年金基金制度の抜本的見直しが先送りされ、リスクの高い運用を余儀なくされたという実態がある。年金制度の破綻が社会問題となっているが、AIJ問題もこの流れと無関係ではない。
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