月: 2022年11月

記事:資材高騰を理由とする請負代金変更協議の拒絶、優越的地位濫用のおそれのイメージ画像
法務ニュース

資材高騰を理由とする請負代金変更協議の拒絶、優越的地位濫用のおそれ

Tomishima-Takeru (2022/11/08 08:00)

国土交通省は、建設工事の請負代金について、契約締結後に資材などの価格変動を理由とした変更や協議が難しい現状に対し見解を示しました。東京を例にとっても、2022年9月時点での建設資材物価指数は、建築部門で136.8(2011年の平均を100として換算)と、2021年1月以来、急騰しています。このような、資材の価格変動があった場合、請負側としては代金にそれを反映させたいところですが、建設工事請負契約を締結する当事者間の力関係の偏りにより、代金変更の申し出が難しい状況があるといいます。その結果、契約条件が一方にだけ有利に定められてしまいやすい、いわゆる「請負契約の片務性」の問題が生じ、建設業の健全な発展と建設工事の施工の適正化を妨げるおそれが生じています。

記事:企業における「SNS利用ガイドライン策定」のポイントのイメージ画像
企業

企業における「SNS利用ガイドライン策定」のポイント

cw-e.r (2022/11/07 09:29)

株式会社花王やライドオンエクスプレスホールディングス(銀のさら)が10月の国際カミングアウトデーに投稿した内容が議論を呼び、企業側が謝罪する事態となりました。また、フォロワー数の多い議員が、特定個人への中傷投稿に「いいね」を大量に押した行為に対し、東京高裁は損害賠償を命じています。
マーケティングやブランディングの観点で、SNSの重要性が企業にとって上がる一方、そのセンシティブさも増加しています。そこで今回は企業や社員がSNSを利用する際の注意点などをおさらいします。

記事:長崎で被害対策弁護団立ち上げ、販売預託商法についてのイメージ画像
法務ニュース

長崎で被害対策弁護団立ち上げ、販売預託商法について

Tomishima-Takeru (2022/11/07 08:18)

勧誘時に事実と異なる説明をしていたなどとして、特定商取引法違反で消費者庁から業務停止命令を受けている「WILL」や同グループの「VISION]、「レセプション」などによる被害に関し、長崎で被害対策弁護団が結成されました。長崎県内での被害総額は約1億5600万円にのぼるとのことです。今回は販売預託商法について見ていきます。

記事:防衛省、ハラスメントの有識者会議を設置のイメージ画像
法務ニュース

防衛省、ハラスメントの有識者会議を設置

Tomishima-Takeru (2022/11/04 18:22)

防衛省は、11月1日、自衛隊の新たなハラスメント防止対策を提言する有識者会議を設置しました。元陸上自衛官の女性が性被害を受けた問題が世間に取りざたされ、また、省内でも相談窓口への相談増加が顕著であることを受け、防衛省は、設置方針を示すようになりました。防衛省によると、刑法を専門とする只木誠教授や精神科医・弁護士ら5人が委員に選ばれたそうです。

記事:サカイホールディングス、連結子会社元役員に任務懈怠責任に基づく損害賠償請求のイメージ画像
法務ニュース

サカイホールディングス、連結子会社元役員に任務懈怠責任に基づく損害賠償請求

Tomishima-Takeru (2022/11/02 17:58)

株式会社サカイホールディングスは、10月26日、連結子会社の元役員4名に対し、任務懈怠を理由とする損害賠償請求訴訟を名古屋地方裁判所に提起しました。今回の訴訟で、サカイホールディングスは、元役員らに「連帯して1億4434万8104円の損害を賠償をするよう」求めています。本記事では、今回の訴訟の概要をご紹介します。

記事:名古屋地裁がマクドナルドに無効判決、変形労働時間制とはのイメージ画像
法務ニュース

名古屋地裁がマクドナルドに無効判決、変形労働時間制とは

Tomishima-Takeru (2022/11/02 09:10)

 マクドナルドの元従業員の男性が達成困難な目標を課され退職を強要されたとして、解雇無効や慰謝料等を求めていた訴訟で名古屋地裁は先月26日、未払い賃金約61万円の支払いを命じました。同社の変形労働時間制を無効と判断したとのことです。今回は変形労働時間制の要件について見ていきます。

記事:王将社長射殺事件で不適切取引を指摘/反社チェックについてのイメージ画像
企業

王将社長射殺事件で不適切取引を指摘/反社チェックについて

Tomishima-Takeru (2022/11/01 15:26)

 「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(京都市)の社長であった大東隆行氏(当時72歳)が2013年12月に射殺された事件をめぐり、警察が同社と取引があったとされる企業グループの経営者を参考人として聴取していたことがわかりました。同社は反社会的勢力との取引を否定しております。今回は反社チェックについて見直していきます。

記事:オークファンの連結子会社で不適切会計疑惑、特別調査委員会の設置を発表のイメージ画像
企業

オークファンの連結子会社で不適切会計疑惑、特別調査委員会の設置を発表

Tomishima-Takeru (2022/11/01 09:30)

株式会社オークファンは、2022年10月21日、同社の連結完全子会社である株式会社SynaBiz(以下「SynaBiz」)において、2022年9月期を含む複数事業年度に渡って不適切な取引及び不適切な会計処理が行われていた疑念があるとして、外部の専門家による特別調査委員会を設置することを公表しました。あわせて、2022年9月期決算発表の延期も表明しています。本記事では、オークファンにおける同委員会設置の経緯について振り返ります。