アサヒ、東欧大手ビール会社買収を検討
2012/03/12 戦略法務, M&A, 会社法, メーカー

概要
アサヒグループホールディングスは、「スタロプラメン」を製造するチェコのビール大手、スターベブの買収を検討していることが、11日、分かった。スターベブの株式を保有する英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズが売却を模索しているといい、買収先について先月から報道されている。
先月21日、アンハイザー・ブッシュ・インベブやその他のビール会社がスターベブの買収を検討していると報道された。そして、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)電子版は買収額が30億ドル前後になる可能性があると報じた。今月1日には、アサヒが最有力の買い手候補に浮上していると報道されていた。
今回の買収総額は2000億円を超える可能性がある。この買収総額は、実現すればアサヒとしては過去最大規模となる。
コメント
チェコは 、国別1人当たりのビール消費量が2010年時点で18年連続世界1位のビール大国(日本は、2010年、世界38位)。その中でも「スタロプラメン」はチェコ国内生産量1位の人気ビールだ。
近年、ヨーロッパでのビール消費量は落ち込んでいるが、依然高い値にあり、アサヒの事業戦略において重要な地域といえる。
アサヒは、現在、面展開を重視し、海外における事業投資を積極化し新たな事業基盤を獲得するとともに、既存事業とのシナジーを発揮することで、グループ全体の成長加速を実現していく方針を掲げている。これに伴い、マレーシア飲料会社のPermanis Sdn. Bhd.、ニュージーランド・豪州酒類会社のFlavoured Beverages Group Holdings Limited、豪州の水専業会社Mountain H2O Pty Ltd の買収を立て続けにおこなってきた。
スターベブはビール大国で支持されている会社だ。スターベブの買収が実現すれば、今まで以上に大きな事業基盤の獲得とシナジーが期待できるだろう。
関連コンテンツ
新着情報

- まとめ
- 今年秋施行予定、改正景品表示法の概要2024.4.25
- 昨年5月に成立した改正景表法が今年秋に施行される見通しです。確約手続きの導入や罰則規定の拡大...

- 解説動画
斎藤 誠(三井住友信託銀行株式会社 ガバナンスコンサルティング部 部長(法務管掌))
斉藤 航(株式会社ブイキューブ バーチャル株主総会プロダクトマーケティングマネージャー)
- 【オンライン】電子提供制度下の株主総会振返りとバーチャル株主総会の挑戦 ~インタラクティブなバーチャル株主総会とは~
- 終了
- 視聴時間1時間8分
- セミナー
森田 芳玄 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所 パートナー/東京弁護士会所属)
- 【オンライン】IPOを見据えた内部調査・第三者委員会活用のポイント
- 終了
- 2025/05/21
- 12:00~12:45
- 弁護士
- 水守 真由弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号

- 解説動画
江嵜 宗利弁護士
- 【無料】今更聞けない!? 改正電気通信事業法とウェブサービス
- 終了
- 視聴時間53分
- 弁護士
- 原内 直哉弁護士
- インテンス法律事務所
- 〒162-0814
東京都新宿区新小川町4番7号アオヤギビル3階

- 業務効率化
- Legaledge公式資料ダウンロード

- ニュース
- 東京地裁がツイート画像を著作物と認定、著作権法の著作物について2025.10.14
- NEW
- ツイッター(現X)の投稿をスクリーンショットした画像を無断転載されたとして、転載したアカウント...

- 業務効率化
- LAWGUE公式資料ダウンロード