法令順守推進室、新設へ 小樽
2012/02/15 コンプライアンス, 民法・商法, その他

概要
小樽市は14日、第1回定例市議会(22日開会予定)に提案する「市職員倫理条例」に関連し、4月から総務部に「コンプライアンス(法令順守)推進室」(仮称)を新設する方針を明らかにした。
昨春の市長選に絡む政治資金規正法違反事件を受け、総務部に法令順守担当副参事1人を置いているが、これに代えて室長(次長職)と実務担当の主査(係長職)の計2人を配置。同条例に基づく職員研修などを担当する。
雑感
コンプライアンスの直訳は法令遵守。しかしコンプライアンスの問題は法令だけに留まらず、社内規程・マニュアル・企業倫理・社会貢献の遵守、更に企業リスクを回避するために、どういうルールを設定して行くか、どのように運用して行くかを考え、その環境の整備するところまで含んでいると思われる。
そういう意味では、コンプライアンス体制を強化することとは、関係法令の知識を詰め込むことではなく、危機感をもつことであると思われる。自分の会社が法令違反を故意にしている場合ではなくとも、過失でしている場合も可能性としてはある。知らなかった、じゃすまされない。足元を救われないためにはどうしたらよいか。社員が「法律に違反するかも」という感覚を養っておくことが重要である。その感覚が働けば、後は知っている人に聞けばよい。小樽市のように法令違反事件を起こした組織ほどそのような感覚を養うべしとする危機感があるのではないか、と思われる。
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