分譲マンション管理、求められる法改正。
2011/12/19 不動産法務, 民法・商法, 住宅・不動産

概要
分譲マンションの管理をめぐり、トラブルが後を絶たない。マンション管理適正化法を見直す必要にせまられている。
内容
分譲マンションの管理組合に関わるトラブルが増加している。そもそも、管理組合への関心が低いこと、高齢者の多い管理組合が多いこと、投資用ワンルームマンションが増えていることが原因といえる。
事例の一つとしては…
高齢者が増え、管理組合が機能していないことに漬け込んで、管理費用を騙し取る事例が多発している。詐欺を働くのが管理会社の社員である場合がある。
なぜなら、マンション管理は、管理組合の総会に基づき、理事会が実行するの通常の方法である。ただ、具体的な業務はマンション管理会社に委託されることが多い。そのため、マンション管理会社の社員が事件に関与しやすい状況にあるのだ。会社のコンプライアンスが不十分な場合には、特にこのような事態が生じやすい。
以上のようなトラブルを回避するため、来年の夏をめどにマンション管理適正化法の見直しをする動きがある。
雑感
確かに、マンション管理組合への関心は低い。総会出席率などは、目も当てられないほどの組合も多いはずである。また、委員となるものが誰かなどは押し付け合いの場合もあると思われる。このような、住民の消極的な態度にも大きな問題がある。
しかし、事故の財産を守るということをもっと認識すれば、組合への参加もまた違ったものになる。法改正もさることながら、組合員、マンション住民自体の意識改革も必要なのではないか。
関連コンテンツ
新着情報

- ニュース
- 福岡地裁が東輪ケミカルに2700万円支払い命令、「配車差別」と不当労働行為2025.4.24
- 労働環境の改善を求めたことにより「配車差別」を受けるようになったのは違法であるとして、東輪ケ...

- まとめ
- 中国:AI生成画像の著作権侵害を認めた初の判決~その概要と文化庁「考え方」との比較~2024.4.3
- 「生成AIにより他人著作物の類似物が生成された場合に著作権侵害が認められるか」。この問題に関し...
- 弁護士
- 目瀬 健太弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号

- 業務効率化
- Hubble公式資料ダウンロード

- 業務効率化
- LAWGUE公式資料ダウンロード

- セミナー
松尾 剛行 弁護士(桃尾・松尾・難波法律事務所/第一東京弁護士会)
- 【オンライン】2040年の企業法務への招待。〜松尾剛行先生に聞く、AI による法務業務の効率化とその限界〜
- 終了
- 2025/03/06
- 12:00~13:00
- 弁護士
- 水守 真由弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号

- 解説動画
浅田 一樹弁護士
- 【無料】国際契約における準拠法と紛争解決条項
- 終了
- 視聴時間1時間

- 解説動画
岡 伸夫弁護士
- 【無料】監査等委員会設置会社への移行手続きの検討 (最近の法令・他社動向等を踏まえて)
- 終了
- 視聴時間57分