「外務省も生きていないことはわかっている」田原氏に賠償命令
2011/11/07 訴訟対応, 民事訴訟法, その他
概要
北朝鮮による拉致被害者の有本恵子さんらに関し、ジャーナリストの田原総一朗氏がテレビ番組で「外務省も生きていないことはわかっている」と発言したことを巡り、有本さんの両親が慰謝料を求める訴訟を提起していた。神戸地裁は4日、「合理的根拠のない発言で生存を願う原告の感情を害した」として、同氏に100万円の支払いを命じた。田原氏は同日、控訴する意向を明らかにした。
雑感
田原氏が言うように「民主主義社会ではジャーナリストや報道機関が外交や政治等の問題で自由に意見を言えることが不可欠」である。裁判所も「発言は政治的言論として高度の保護価値を有する」と一定の評価を示している。しかし、外務省幹部への取材の際に、恵子さんらは生きていないという認識を直接示す発言はなく、具体的質問や確認もしていなかったという裁判所の判断を前提とすると、情報の収集・分析・評価が公正かつ客観的になされているとはいえず、「合理的根拠なし」との判断も相当であったと思われる。
関連コンテンツ
新着情報
- 弁護士
- 前田 敏洋弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号
- ニュース
- JSRが今月24日と決定、会社法の基準日とは2024.4.15
- NEW
- JSRは8日、6月上旬に開催を予定している臨時株主総会についての「基準日」を今月24日に設定...
- 業務効率化
- Araxis Merge 資料請求ページ
- 弁護士
- 松本 健大弁護士
- NEW
- オリンピア法律事務所
- 〒460-0002
愛知県名古屋市中区丸の内一丁目17番19号 キリックス丸の内ビル5階
- 業務効率化
- LegalForceキャビネ公式資料ダウンロード
- 解説動画
- 大東 泰雄弁護士
- 【無料】優越的地位の濫用・下請法の最新トピック一挙解説 ~コスト上昇下での価格交渉・インボイス制度対応の留意点~
- 終了
- 視聴時間1時間
- まとめ
- 改正障害者差別解消法が施行、事業者に合理的配慮の提供義務2024.4.3
- 障害者差別解消法が改正され、4月1日に施行されました。これにより、事業者による障害のある人への...
- セミナー
- 白井 薫平(Prighter Group)
- 阿久津 透 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所/東京弁護士会所属)
- 【オンライン】データ保護規制のポイント比較:EUのGDPRとこれからの日本の個人情報保護法
- NEW
- 2024/05/15
- 17:00~18:00
- 解説動画
- 江嵜 宗利弁護士
- 【無料】今更聞けない!? 改正電気通信事業法とウェブサービス
- 視聴時間53分