「外務省も生きていないことはわかっている」田原氏に賠償命令
2011/11/07 訴訟対応, 民事訴訟法, その他

概要
北朝鮮による拉致被害者の有本恵子さんらに関し、ジャーナリストの田原総一朗氏がテレビ番組で「外務省も生きていないことはわかっている」と発言したことを巡り、有本さんの両親が慰謝料を求める訴訟を提起していた。神戸地裁は4日、「合理的根拠のない発言で生存を願う原告の感情を害した」として、同氏に100万円の支払いを命じた。田原氏は同日、控訴する意向を明らかにした。
雑感
田原氏が言うように「民主主義社会ではジャーナリストや報道機関が外交や政治等の問題で自由に意見を言えることが不可欠」である。裁判所も「発言は政治的言論として高度の保護価値を有する」と一定の評価を示している。しかし、外務省幹部への取材の際に、恵子さんらは生きていないという認識を直接示す発言はなく、具体的質問や確認もしていなかったという裁判所の判断を前提とすると、情報の収集・分析・評価が公正かつ客観的になされているとはいえず、「合理的根拠なし」との判断も相当であったと思われる。
関連コンテンツ
新着情報
- セミナー
森田 芳玄 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所 パートナー/東京弁護士会所属)
- 【オンライン】IPOを見据えた内部調査・第三者委員会活用のポイント
- 終了
- 2025/05/21
- 12:00~12:45

- まとめ
- 改正障害者差別解消法が施行、事業者に合理的配慮の提供義務2024.4.3
- 障害者差別解消法が改正され、4月1日に施行されました。これにより、事業者による障害のある人への...

- 業務効率化
- ContractS CLM公式資料ダウンロード
- 弁護士
- 髙瀬 政徳弁護士
- オリンピア法律事務所
- 〒460-0002
愛知県名古屋市中区丸の内一丁目17番19号 キリックス丸の内ビル5階

- 解説動画
江嵜 宗利弁護士
- 【無料】今更聞けない!? 改正電気通信事業法とウェブサービス
- 終了
- 視聴時間53分

- 業務効率化
- Hubble公式資料ダウンロード
- 弁護士
- 片山 優弁護士
- オリンピア法律事務所
- 〒460-0002
愛知県名古屋市中区丸の内一丁目17番19号 キリックス丸の内ビル5階

- 解説動画
斎藤 誠(三井住友信託銀行株式会社 ガバナンスコンサルティング部 部長(法務管掌))
斉藤 航(株式会社ブイキューブ バーチャル株主総会プロダクトマーケティングマネージャー)
- 【オンライン】電子提供制度下の株主総会振返りとバーチャル株主総会の挑戦 ~インタラクティブなバーチャル株主総会とは~
- 終了
- 視聴時間1時間8分

- ニュース
- ミュゼプラチナムが株主総会決議で決定、解散・清算について2025.6.11
- 給与未払いなどが問題となっている脱毛サロン大手「ミュゼプラチナム」が、株主総会決議によって解散...