ずさんなレーシック手術で元院長、有罪判決
2011/09/29 訴訟対応, 刑事法, その他

概要
レーシック手術を受けた患者が角膜炎に集団感染した事件で、東京地裁は28日、業務上過失傷害の罪に問われていた元院長の被告に対し、禁固2年の実刑判決を言い渡した。
判決によると、多額の借金を返済するために手術数を増やそうと考え、経費を惜しんで衛生管理がずさんの手術を繰り返したという。洗っていない手に手袋をせず、器具の減菌や交換を怠ったまま手術をし、細菌性角膜炎の傷害を負わせた。
背景
レーシック手術を受ける人が多くなってきている中、業界の裏の一面を垣間見せた事件である。
レーシック手術については、多数の手術案件を背景に安全性が述べられることが多い反面、手術自体が副作用をともなう危険があると指摘する医師も存在する。
法務としては…
経営上の観点から、問題点の指摘される手法を取り入れる可能性がありうる。危険性についての対応が十分でなければ、大きな事故を招く危険が大きくなる。
医療におけるコンプライアンスの不備は、患者に対する危険として直接現れうるが、その他の分野では、間接的で思わぬところに影響が生じうる。度を越えた利益追求のため、視野が狭くなっては問題に気付くことが困難になりうる。
常に、問題点を把握するイメージ力を向上させるため、情報のアンテナを張る必要性を感じる。
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