内部告発を理由にマイナス人事、企業側が敗訴
2011/08/31 訴訟対応, 民事訴訟法, その他

概要
精密機器メーカー「オリンパス」の社員が、内部告発後に配置転換をさせられたとして、配置転換の無効確認を求めていた事例で、東京高裁は社員側の勝訴を言い渡した。原審では会社側の勝訴を言い渡しており、逆転勝訴となる。
なお、内部告発の内容は、上司が取引先企業の社員を引き抜く計画を会社側に通報した、というもの。
雑感
上司も人間であり、自分の行動の間違いを指摘されれば、それを人事のマイナス要因とすることは大いにありうることである。しかし、情報が外部に簡単に飛び交う現在の情報化社会では、社員の恣意は命取りにもなりかねない。
今回は訴訟になったため公になることは避けられない事例だったが、内部情報が外部に漏れることは情報化社会の中、日常的に起こりうる。社員全員が、今一度その行動が企業にどのような影響を与えるのか考えなければならない。
各企業は、コンプライアンス等の勉強会を積極的に行い、従業員のモラルの強化をすべきである。
関連コンテンツ
新着情報
- 弁護士
- 大谷 拓己弁護士
- 弁護士法人咲くやこの花法律事務所
- 〒550-0011
大阪府大阪市西区阿波座1丁目6−1 JMFビル西本町01 9階

- 業務効率化
- クラウドリーガル公式資料ダウンロード

- 業務効率化
- Legaledge公式資料ダウンロード

- ニュース
- 相場操縦でSMBC日興証券元副社長に有罪判決2025.7.23
- SMBC日興証券の相場操縦事件で、金商法違反の罪に問われた元副社長に対し東京地裁が22日、懲役...

- まとめ
- 改正障害者差別解消法が施行、事業者に合理的配慮の提供義務2024.4.3
- 障害者差別解消法が改正され、4月1日に施行されました。これにより、事業者による障害のある人への...

- 解説動画
加藤 賢弁護士
- 【無料】上場企業・IPO準備企業の会社法務部門・総務部門・経理部門の担当者が知っておきたい金融商品取引法の開示規制の基礎
- 終了
- 視聴時間1時間

- 解説動画
岡 伸夫弁護士
- 【無料】監査等委員会設置会社への移行手続きの検討 (最近の法令・他社動向等を踏まえて)
- 終了
- 視聴時間57分
- セミナー
森田 芳玄 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所 パートナー/東京弁護士会所属)
- 【オンライン】IPOを見据えた内部調査・第三者委員会活用のポイント
- 終了
- 2025/05/21
- 12:00~12:45
- 弁護士
- 横田 真穂弁護士
- 弁護士法人咲くやこの花法律事務所
- 〒550-0011
大阪府大阪市西区阿波座1丁目6−1 JMFビル西本町01 9階