551蓬莱豚まん、異物混入で30万個を自主回収
2024/03/25 コンプライアンス, 危機管理, 行政対応, 食料品メーカー

蓬莱が豚まんの自主回収を発表
豚まんの製造販売で知られる株式会社蓬莱は3月17日、551蓬莱の豚まんに異物が混入したとして、自主回収を発表しました。回収対象となる豚まんの数は30万個に及ぶ見通しです。
551の豚まん2日連続で異物混入
551の豚まんは大阪のソウルフードとして親しまれ、大阪のお茶の間には欠かせない存在であると共に、お土産としても非常に人気の高い名物商品です。
株式会社蓬莱は、3月17日、その豚まんに樹脂が混入していたと発表しました。工場の従業員が16日に豚まんのあんに樹脂片が入っているのを発見し、その後、具に使用している玉ねぎの洗浄カットラインの水はね防止カバーの樹脂が欠損していることがわかったということです。
会社は生産ラインを一時ストップし、洗浄。翌朝から再び製造や販売を再開しましたが、大阪市内の店舗で従業員があんに樹脂片が入っていることに気付いたため、再び製造を中止したということです。
現在のところ健康被害の報告はなく、万が一、樹脂を誤って食べたとしても、体内に吸収されることなく排出されるため問題はないとしていますが、蓬莱は万全を期すために、計約30万個の豚まんについて自主回収を進めています。
製品への異物混入についてのお詫びと回収について(株式会社蓬莱)
異物混入の事例は
食品の製造過程では、製造側が注意を払っていても、途中で虫が混入したり、知らぬ間に機械の一部が破損し混ざりこんでしまうなどのケースがあります。
ある調査で、自治体を対象に「食品への異物混入の苦情処理の実態」を調査したところ、事業所で混入が判明または混入の可能性が高いとされた事例は 36.6%(5371件)にのぼったということです。
混入物の内訳としては、鉱物性異物(金属)、合成樹脂類(その他樹脂)、食品の一部、合成樹脂類(ビニール)、動物性異物(人毛)、虫(ゴキブリ)などが上位に挙げられ、食品分類別では調理済み食品、菓子類、農産加工品への混入が多かったということです。
【全国の自治体に苦情として寄せられた異物混入の事例】
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コメント
食品メーカーにとって、完璧な予防が難しいとされる“異物混入”。今回、蓬莱側の初動の速さ、具体的な健康被害が訴えられていないこと、従前からのブランドイメージの高さなども相まって、蓬莱の対応に好意的な声も少なくないといいます。
一方で、異物混入により消費者等に健康被害などが確認された場合、食品衛生法に基づく廃棄命令や改善命令等が発令されたり、営業禁停止等の行政処分が下されるおそれがあります。また、製造上の欠陥や問題が認められた場合などには、製造物責任法上の責任を問われる可能性もあります。さらに、レピュテーションの低下に、民事上の損害賠償請求などのリスクもあります。
決して小さいとはいえない異物混入による法的リスク。消費者が安心して食品を口にできるよう、過去の異物混入事例を参考にしつつ、自社で出来る対策を慎重に検討することが重要といえます。
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