株価続落の本当の原因は?
2011/03/18   危機管理, 民法・商法, その他

東電の株価の大幅な続落は、もちろん福島第一原子力発電所の被災に伴う損失拡大に基づくものであろう。しかしながら、原因はそれだけであろうか。態度のはっきりしない記者会見が東電自身に株価続落という2次災害をもたらしたと筆者は考える。

どの企業にも、予想を超えるトラブルが発生する可能性がある。その場合、やるべきことは損失の最小限化である。このときに社内で十分に連絡を取り合い対応し、また取引先に説明をすることは言わずもがな大事であるが、それと同程度に重要なのがマスコミからの取材への対応である。

ここで保身に走り、後で何か問題が生じたときのためにと思って、自社の責任回避・担当者の責任回避のための対応をとってしまうと、かえって企業価値を損ねてしまうことになる。会見の場には記者たちしかおらず、カメラの向こうにいる視聴者を意識しずらい状況なので、つい社内会議の延長のような対応をとってしまうかもしれないが、これは企業の存続を危うくする。

現に今回も、記者会見をした担当者が視聴者の存在を認識していないのではないかという対応がしばしば見られた。視聴者は専門用語はわからないし、手元に資料も配布されていないのだ。

記者会見は記者に向けて行うものではなく、視聴者全員に向けて行うものであること。そしてこれが、有事の際に自社の2次的損失の最小限化につながるものであることを、再認識し早急に担当者の研修などを実施する必要があるのではないだろうか。
                               

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