リーガルテック最新トピックス(2020/12/14)
2020/12/14 契約法務, リーガルテック, その他

各社のプレスリリースを元に、リーガルテック市場の最新動向をまとめてみました。
☑「AI-CON Pro」が契約書作成機能を搭載
GVA TECH株式会社が提供する、AI契約書レビュー支援サービス「AI-CON Pro」が、契約書の新規作成機能をリリースしました。
これまで、AI-CON Proでは契約書のレビューに、フォーカスしてサービスを展開してきましたが、AI-CON Proにセットアップされた契約書の雛形を利用して、契約書の新規作成も行いたいという声が多かったため、今回の機能を追加したとのことです。
これにより、GVA TECHが用意した約50種類の契約書雛型をWordに出力して、契約書の新規作成を行うことができます。
また、今回の機能追加に伴い、GVA TECH社は、知財に強みを持つ、メリットパートナーズ法律事務所と提携しました。
これにより、AI-CON Proを利用し、同法律事務所が所有する60種類を超える知財契約書の雛形を利用しての契約書新規作成も可能になったとのことです。
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☑「LegalForce」がAI研究部門として「LegalForce Research」を新設
AIによる契約書レビュー支援ソフトウェア「LegalForce」を提供する、株式会社LegalForceは、AI研究部門として「LegalForce Research」を新設しました。
※チーフリサーチャーには、元Google Brainの小田悠介氏が就任
LegalForce Researchは、契約書などの文書情報解析に必要な、自然言語処理や機械学習といった、AIに関する先端技術を中心に研究し、今後の製品開発に活かすために設立されました。
研究開発部門内部に新設された「LegalForce Research」に、先端技術に特化したエキスパートを結集させることで、法律分野における更なるAI開発の推進が期待されます。
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☑MNTSQ株式会社が大企業向け契約データベース「MNTSQ for Enterprise」の正式版をリリース
弁護士事務所向けのリーガルテックサービスを提供するMNTSQ株式会社が、大企業向けの契約データベースシステム「MNTSQ for Enterprise」を、株式会社小松製作所や大阪ガス株式会社などに対して提供を開始しました。
MNTSQ for Enterpriseは、契約書のドラフト、レビュー、管理に至るまでを効率化するサービスです。
弁護士事務所向けのソフトウェア開発で培った契約書解析アルゴリズムを活用し、契約データを条項レベルまで分解したうえで意味づけするこが可能とのことです。また長島・大野・常松法律事務所監修の契約書雛形の利用も可能です。
各種電子契約システムとの連携も順次実施し、電子契約で締結した契約書を電帳法に準拠した形で自動で取り込むことも可能とのことです。
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