リーガルテック最新トピックス(2020/08/26)
2020/08/28 契約法務, リーガルテック, その他

各社のプレスリリースを元に、リーガルテック市場の最新動向をまとめてみました。
☑「LAWGUE」がPDFファイルのインポート機能をリリース
過去文書を資産化し、条項単位で検索・再利用できる AI 搭載オンラインエディタLAWGUEが、PDFファイルのインポート機能を8月24日にリリースしました。
PDFファイルは通常編集ができないファイルのため、過去資産としての再利用(文章の再利用等)が難しいという課題がありましたが、本リリースで、LAWGUE上にPDFファイルを編集可能なデータとしてインポートし、類似検索やテキスト検索、条項単位の再利用・再編集が可能になりました。
今回のPDFファイルのインポート機能により、以下のような課題の解決が期待できます。
・コピー&ペーストでは再利用が難しいPDFファイルを編集可能なデータとして再利用
・ファイル名のみでの検索が一般的なPDFファイルを、ファイル内部のテキスト検索だけでなく、類似検索まで可能
・PDFファイルしかない約款等の改訂差分をLAWGUE上で確認
なお、本リリースでは、文字データ付きのPDFをインポート対象としていますが、スキャンした紙データに対する同機能の実現も追ってリリースを予定しているとのことです。
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☑「LegalForce」と「GMO電子印鑑Agree」がサービス連携を開始
8月24日より、AIによる契約書レビュー支援ソフトウェアLegalForce(株式会社LegalForce)と、契約の締結から管理までをクラウド上で実現する電子契約サービスGMO電子印鑑Agree(GMOクラウド株式会社)がサービス連携を開始しました。
これによりLegalForceとGMO電子印鑑Agreeの利用者は、契約書の作成・レビューから、契約の締結・管理までをクラウド上でシームレスに行うことが可能となりました。
※LegalForceの『エンタープライズプラン』および、GMO電子印鑑Agreeの『契約印プラン』または『実印&契約印プラン』への申し込みが必要
これまで、両サービスのユーザーから、「LegalForceでレビューを行った契約書をそのまま電子契約で締結したい」、「電子契約を行う前に生じる、契約書の作成や契約リスクを検出するための契約内容の確認業務(レビュー)も効率化できないか」といった、声が多く寄せられていました。
今回のサービス連携により、LegalForce上で契約書の作成から契約内容のレビュー、PDF形式の帳票への変換、署名依頼までを行い、そのままGMO電子印鑑Agree上で署名(電子サイン・電子署名)、保管・管理まで、一連の契約業務をクラウド上でシームレスに行うことが可能となります。
■次世代型クラウド契約書管理システム「Marshall」と「GMO電子印鑑Agree」の連携も予定
また両社は、LegalForceが2020年8月5日にオープンβ版の提供を開始した、次世代型クラウド契約書管理システムMarshallとGMO電子印鑑Agreeの連携も、2021年以降に予定しているとのことです。この連携により、GMO電子印鑑Agreeで契約締結した文書をMarshall上でも管理することが可能になる予定です。
※次世代型クラウド契約書管理システム「Marshall」の詳細はこちら
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☑「Hubble」が「ドキュメントリスト」を正式リリース
契約書の管理・共有の効率化ができるソフトウェアHubbleがドキュメントリストを正式にリリースしました。
Hubbleのドキュメントリストは、従来の「契約台帳」の期限管理をはじめとする締結済み契約書の管理に加え、作業中の契約案件のタスク管理も可能になる、ドキュメント検索と管理のプラットフォームです。
(特徴/機能)
・各ドキュメントの情報に基づく、高度な検索、相互の関連付け
・進行中の契約の担当者、フェーズなどのタスク管理
・締結済み契約の期限管理(アラート送付)
・一覧化する項目やその並び順、入力規制の自由なカスタマイズ
・Hubbleと連動した詳細な権限管理
・CSV出力機能
Hubbleにアップロードした契約書などの全てのドキュメントを横断的に一覧し、高度な検索、様々な条件でのソート機能などを通じて、どんな立場の方でも、必要な情報に簡単にアクセスできるようになります。
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