「イスラム国」参加を巡り北大生を事情聴取
2014/10/08 法務相談一般, 刑事法, その他

事案の概要
警視庁は、10月6日、中東の過激派組織「イスラム国」の戦闘に加わろうとしたとして、北海道大学の男子学生(26)から、私戦予備・陰謀(刑法93条)の疑いで事情聴取をしたことを明らかにした。私戦予備・陰謀罪とは、外国に対して私的に戦闘行為をする目的で、武器や資金を準備したり、陰謀したりする行為を処罰する犯罪である。
学生は、別の渡航希望者とともに、フリージャーナリストに同行してシリアに渡り、「イスラム国」の戦闘に加わろうとしていた。学生は、「イスラム国」に戦闘員として加わろうとしたことを認めているという。
公安部は、6日にフリージャーナリストの都内自宅を、学生を紹介した元大学教授の都内自宅を7日に家宅捜索した。イスラム法学が専門の元教授は、学生のシリアへの渡航計画に関与した可能性がある。
警視庁公安部によると、学生は今年8月にもシリアへの渡航を計画していたが、トラブルにより渡航を断念したという。このときも都内の古書店の関係者を通じて渡航を試みたという。
コメント
「イスラム国」への若者の参加は、世界各国で報告されているが、日本の若者にも影響を及ぼしていることが明らかになった。今後も、若者がシリアへの渡航計画を企てる可能性もあり、大きな懸念となっている。また、今回、学生は、私戦予備・陰謀罪という適用事例を聞いたことのない犯罪で事情聴取を受けており、実際に起訴されるのか今後の動向が注目される。
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