コンサル元社長ら逮捕、先物取引で詐欺容疑
2012/11/14 金融法務, 民法・商法, 金融・証券・保険

事案の概要
海外先物取引を巡り顧客から多額の投資金をだまし取ったとして、福岡、宮城両県警は14日、福岡市の投資コンサルタント会社、ワールドゲートカンパニー(破産手続き中)の元社長ら9人を詐欺容疑で逮捕した。
両県警は同社が九州や東北、関西の高齢者ら約850人から約42億円を違法に集めたとみて、勧誘の手口や取引実態の解明を進める。
9人の逮捕容疑は2009年8月から10年7月にかけて、福岡県大牟田市の男性ら6人に「絶対損はさせない」などと嘘を言って海外先物取引への投資を勧誘し、計約1380万円をだまし取った疑い。
同県警によると、同社が勧誘したのは「海外商品先物オプション取引」で原油や金などをあらかじめ決めた価格で売買する権利を取引する。取引には高度な金融知識が必要とされるが、顧客の多くは仕組みを理解せず「投資金は必ず2倍、3倍になる」といった同社従業員らの説明に従い、現金を振り込むなどしていたという。
同社が勧誘したオプション取引はリスクが高い半面、価格が安く、顧客に大量に取引させて高額の手数料を稼いでいたという。容疑者らは顧客から集めた金のほとんどを手数料として取り、少額しか投資に回していなかったとみられる。
コメント
企業経営者にとって、法令順守の精神は重要だ。適法な営業方法を心掛ける必要があるだろう。
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