丸紅、米エナーノック社と節電事業
2012/09/13 戦略法務, 会社法, 商社

概要
工場やビル向け節電サービスで世界最大手の米エナーノック社は日本の大手総合商社丸紅と組んで、当社独自の節電システムをを売り込み、節電分の電力を電力会社などへ販売する事を目指す。
エナーノック社は、米ナスダック上場で米国やカナダ、イギリスなどで事業を行っている。同社は、電力使用量を計測し、制御するために使うスマートメーター(次世代電力計)などの機器をビルや工場に設置し電力供給がひっ迫した際にエアコンなどの使用抑制を指示する「デマンドレスポンス」と呼ぶ仕組みを活用している。
エナーノック社が米国に持つサーバーを使って丸紅が電力需要のピーク時に電力会社の要請に応じ、契約している複数の顧客企業に節電を要請する。
その後各顧客の節電で生み出した電力を、丸紅が仲介してまとめて電力会社に販売する。そこで得られた収益は、丸紅と顧客企業で分け合う。
丸紅は日本での「デマンドレスポンス」の第1弾として、関西電力の要請に応じて、関西で約10社のビルなどに電力制御機器とシステムを無償で提供し試験運用を実施した。
これが普及すれば、電力需要のピークの抑制につながる。特に原子力発電所の運転停止で夏場や冬場の電力供給がひっ迫する我が国においては、需要は大きいとみられている。
コメント
原発の安全性が問われる現在において、このように電力需要のピークが効率的に抑えられるシステムが、普及すれば今後の原発の必要性はますます小さくなるといえる。特に関西でのシステム運用において一定の成果が得られた場合には大飯原発も再稼働する必要がないのではとも思われる。
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<a href="http://www.nikkei.com/article/DGXNZO45877940Y2A900C1TJ1000/>丸紅、米エナーノック社と節電事業
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