ドロップシッピング商法で初摘発
2012/03/05 法務相談一般, 民法・商法, その他

概要
ドロップシッピング(DS)商法をめぐり、店舗開設者に虚偽の説明をして契約料をだまし取ったとして、警視庁生活経済課は3日、詐欺の疑いで、ネット関連会社「サイト」(東京都台東区)の実質的経営者の男を逮捕した。
同課によると、DS商法に絡む逮捕は全国初。
DS商法では、業者側がホームページ制作や在庫管理、発送を担当し、個人は在庫を抱えずにネット店舗で商品価格を自分で決めて販売する。警視庁は、同社がこの商法を悪用し、全国の約400人から約4億円を詐取していたとみている。
同課によると、サイト社には決まった仕入れ先がなく、注文があった場合には「在庫がない」などと言い訳をしていた。客が納得しない場合、社員が量販店で購入し、発送していたという。
雑感
<ドロップシッピング(DS)商法とは>
ドロップシッピングのシステム提供者が、商品の仕入れや発送、代金の回収や決済システムの導入などの機能を提供し、オンラインショップ運営者はWebサイトで集客するだけで運営できるインターネットによる通信販売の形態の一つ。
<ドロップシッピングの主なメリット>
・在庫リスクがない
商品の仕入、在庫管理、注文の管理、配送などはドロップシッピング業者が行う。
・自分で商品の値段をつけられる
<ドロップシッピングの主なデメリット>
・粗利率が低い
ドロップシッピングは注文ごとに発注する形式なので、大量発注のメリットは受けられない。
・問い合わせ対応
業者によっては、商品についての問い合わせに対し自分で対応しなければならない。
・返品問題
業者によって異なるが、返品された商品は自分で買取る必要がある。
「安全・簡単に儲かる」という触れ込みで広がっていったドロップシッピング商法であるが、一部では集団訴訟に発展するなど問題を抱えるサービスでもある。
関連コンテンツ
新着情報
- 弁護士
- 平田 堅大弁護士
- 弁護士法人かなめ 福岡事務所
- 〒812-0027
福岡県福岡市博多区下川端町10−5 博多麹屋番ビル 401号

- ニュース
- 業界団体が「わかもと製薬」に是正指導、公正競争規約とは2025.6.12
- 取引先の病院の院長を社用車で送迎するなどの接待を繰り返していたとして、「わかもと製薬」(東京都...
- セミナー
松永 倫明 セールスマネージャー(株式会社Cyberzeal、Viettel Cyber Security所属)
阿久津 透 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所/東京弁護士会所属)
- 【オンライン】経営と法務が備えるべきサイバーリスク~サイバー攻撃被害の現実と予防策〜
- 終了
- 2025/05/29
- 17:30~18:30

- 業務効率化
- Mercator® by Citco公式資料ダウンロード

- まとめ
- 今年秋施行予定、改正景品表示法の概要2024.4.25
- 昨年5月に成立した改正景表法が今年秋に施行される見通しです。確約手続きの導入や罰則規定の拡大...

- 業務効率化
- クラウドリーガル公式資料ダウンロード

- 解説動画
江嵜 宗利弁護士
- 【無料】新たなステージに入ったNFTビジネス ~Web3.0の最新動向と法的論点の解説~
- 終了
- 視聴時間1時間15分
- 弁護士
- 髙瀬 政徳弁護士
- オリンピア法律事務所
- 〒460-0002
愛知県名古屋市中区丸の内一丁目17番19号 キリックス丸の内ビル5階

- 解説動画
大東 泰雄弁護士
- 【無料】優越的地位の濫用・下請法の最新トピック一挙解説 ~コスト上昇下での価格交渉・インボイス制度対応の留意点~
- 終了
- 視聴時間1時間