Googleのプライバシーポリシー変更の行方は?
2012/03/01 コンプライアンス, 情報セキュリティ, 個人情報保護法, IT

事案の概要
Googleのプライバシーポリシーは平成24年3月1日に変更され、複数のGoogleサービスで集めた個人データはYouTubeやGmailを含め、他のプラットフォームと共有されるようになる。
これについて、サービス間で個人情報の組み合わせができるGoogleの運用方法に恐怖を感じるとCNIL(情報処理・自由委員会)は述べていた。
欧州委員会(European Commission)の委員であるViviane Redingは、変更されたプライバシーポリシーはEU法に違反すること、及び、その実施の延長を要求していたが、Googleはそれに従うことはないと主張し、3月1日の現地時間の深夜より変更される。
私見
迅速性が求められる「ビジネス」と「個人情報の保護」が真っ向から対立する場面といえる。
Google側は、プライバシー原則は従来通り強固なものと説明しているが、「情報」とは一旦流出してしまえば回復ができないものである。
一度知ってしまった情報は「知らない」ことにできない。
まもなくプライバシーポリシーが変更される今となっては、今後の動向をただ見守るしかないのだろうか。
【参考文献】
International Herald Tribune(3月1日)
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