携帯端末ゲーム市場活発化
2011/09/16 知財・ライセンス, 著作権法, エンターテイメント
概要
15日に幕張メッセで開幕した東京ゲームショウ2011でスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末向けのゲームが目立った。
専用ゲームを持っていない人を新たなゲームユーザー層としたい各社の動きがみられる。
内容
バンダイナムコゲームスは今秋にアンドロイド端末やiPhone向けの配信を始めるという。同社の強みは知名度が高いキャラクター。「たまごっち」や「ガンダム」である。同社のSNS担当者は「『電車の中でちょっとスマートフォンでゲームをする』といった、ゲーム専用機の熱心なユーザーとは違う層の需要をつかみたい」という。幅広い利用者を抱えるソーシャルメディアと組むことで、「『たまごっち』がブームだった当時、女子高生だったママ」といった具合に、今までゲームに縁の遠かった人の心をとらえたい考えだ。
また、同社は10月にDeNAとスマートフォン向けコンテンツの開発や販売を手がける新会社「BDNA」を設立する。
カプコンでは、今夏「ストリートファイター」や「モンスターハンター」のiPhoneアプリを配信し始めている。同社はすでに10以上のiPhone対応ゲームを配信しているが、今後は現在2タイトルしかないアンドロイド向けも充実させる考えだ。
スマートフォンやタブレット端末向けのアプリへの参入は高いブランド力を誇る大手だけではない。札幌市と北海道IT推進協会のブースでは、北海道の中小ゲーム会社がモバイルコンテンツに特化して共同出展した。同協会の地域連携マネジャーには、「課金モデルが確立した市場があり、利用者も多いスマートフォン向けコンテンツは中小が自社製品で参入できる余地が大き」く、下請けが多い北海道の企業が自立できる機会もあると分析する。
携帯端末ユーザー誰もがゲームユーザーになりうる時代に突入しつつあり、参入する各社の熾烈な闘いが活発化しそうだ。
雑感
スマートフォンやタブレットなどのユーザーが爆発的に増加しているなか、様々な携帯端末に対応するモバイルコンテンツを配信するゲーム会社が続々登場しており、業界が盛り上がっている。この先、モバイルコンテンツのゲーム市場が大きくなると予測され、著作権の問題などが多く生じる可能性があり、法務の役割も大きくなるであろう。
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