弁護士のモラルは低下しているのか?
2011/08/05 弁護士対応, 弁護士法, その他

大阪弁護士会は、今月3日、花村哲男弁護士に対して退会命令を出した。理由としては、弁護士業務をまともに遂行する意思がないとのことだ。
今回の事件は、花村弁護士が依頼人から自己破産の手続きを受任したが、着手金を受け取りながら業務を遂行せず放置した。そのため、依頼人は領収書を提示して着手金の返還を求めたが、花村弁護士はこれを拒否した。花村弁護士は、今回のことについて弁護士会に対して、事務員の勝手な行動、依頼など受けていないなど、否定している。
今回の事件では弁護士会は退会命令という処分を出している。しかし、弁護士会の懲戒手続きには問題がないのであろうか。他の士業とは違い、弁護士の懲戒手続きの主体は弁護士です。つまり、身内による判断になります。
これは、弁護士が、権力とも争うことがあるために、弁護士自治として認められらているといわれています。しかし、身内による処分というのは、一般的に甘くなるもの。最近の弁護士モラルの低下に対して、弁護士会が、どの程度の厳しい態度でのぞんでいるのか。
弁護士の数が増え、ますます競争が激しくなる業界において、弁護士会の果たす役割も大きくなると思う。今回のような事件が、起きてしまわないようにしてもらいたい。
関連コンテンツ
新着情報
- 弁護士
- 片山 優弁護士
- オリンピア法律事務所
- 〒460-0002
愛知県名古屋市中区丸の内一丁目17番19号 キリックス丸の内ビル5階

- 解説動画
斎藤 誠(三井住友信託銀行株式会社 ガバナンスコンサルティング部 部長(法務管掌))
斉藤 航(株式会社ブイキューブ バーチャル株主総会プロダクトマーケティングマネージャー)
- 【オンライン】電子提供制度下の株主総会振返りとバーチャル株主総会の挑戦 ~インタラクティブなバーチャル株主総会とは~
- 終了
- 視聴時間1時間8分
- セミナー
熊谷 直弥 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所 パートナー/第一東京弁護士会所属)
- 【オンライン】2025年春・Web3/暗号資産の法令改正動向まとめ
- 終了
- 2025/04/23
- 12:00~13:00

- まとめ
- 今年秋施行予定、改正景品表示法の概要2024.4.25
- 昨年5月に成立した改正景表法が今年秋に施行される見通しです。確約手続きの導入や罰則規定の拡大...

- 業務効率化
- 鈴与の契約書管理 公式資料ダウンロード

- 解説動画
江嵜 宗利弁護士
- 【無料】今更聞けない!? 改正電気通信事業法とウェブサービス
- 終了
- 視聴時間53分

- 業務効率化
- 法務の業務効率化

- ニュース
- 福岡地裁が東輪ケミカルに2700万円支払い命令、「配車差別」と不当労働行為2025.4.24
- 労働環境の改善を求めたことにより「配車差別」を受けるようになったのは違法であるとして、東輪ケ...
- 弁護士
- 水守 真由弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号