城陽市の市長が市議を訴える!
2011/05/10 訴訟対応, 民事訴訟法, その他

京都府城陽市の橋本昭男市長が、野村修三市議を相手に、地元新聞への謝罪広告の掲載を求め、京都地裁に提訴した。
今回の事件で問題となっているのは、市営施設のトイレの設置について、市長の判断を市議が批判したことにある。その際、市議の発言に、「義理も人情もない」、「冷血漢」など、市長の人格を攻撃するかのような発言があったとされる。
このような発言は、「無礼な発言はしてはならない」とする地方自治法に違反するとして、市長側は、名誉棄損を主張している。
これに対して、市議側は、「表現の自由の範囲」とし、また、議場で反論の機会はあったとしている。
個人的には、今回の事件では、裁判所ではなくて、議場で、もっと議論をつくすべき問題ではないだろうか。
また、議会は、自律的な会議体であり、議場での見過ごせない問題であれば、議会の自律的な判断に委ねてもいいとも感じる。
また、名誉棄損ということは、刑法230条の2の問題もある。
今後の訴訟の行方に注目したい。
関連コンテンツ
新着情報
- ニュース
- 東京地裁がゴールドマン・サックスの解雇を無効判断、整理解雇の要件について2025.10.16
- 米金融大手「ゴールドマン・サックス」の日本国内のグループ会社に勤めていたフランス国籍の男性が、...
- 業務効率化
- 法務の業務効率化
- セミナー
熊谷 直弥 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所 パートナー/第一東京弁護士会所属)
- 【オンライン】2025年春・Web3/暗号資産の法令改正動向まとめ
- 終了
- 2025/04/23
- 12:00~13:00
- 弁護士
- 境 孝也弁護士
- さかい総合法律事務所
- 〒105-0004
東京都港区新橋3-9-10 天翔新橋ビル6階
- 弁護士

- 横田 真穂弁護士
- 弁護士法人咲くやこの花法律事務所
- 〒550-0011
大阪府大阪市西区阿波座1丁目6−1 JMFビル西本町01 9階
- まとめ
- 改正障害者差別解消法が施行、事業者に合理的配慮の提供義務2024.4.3
- 障害者差別解消法が改正され、4月1日に施行されました。これにより、事業者による障害のある人への...
- 解説動画
岡 伸夫弁護士
- 【無料】監査等委員会設置会社への移行手続きの検討 (最近の法令・他社動向等を踏まえて)
- 終了
- 視聴時間57分
- 解説動画
奥村友宏 氏(LegalOn Technologies 執行役員、法務開発責任者、弁護士)
登島和弘 氏(新企業法務倶楽部 代表取締役…企業法務歴33年)
潮崎明憲 氏(株式会社パソナ 法務専門キャリアアドバイザー)
- [アーカイブ]”法務キャリア”の明暗を分ける!5年後に向けて必要なスキル・マインド・経験
- 終了
- 視聴時間1時間27分
- 業務効率化
- Hubble公式資料ダウンロード










