仙台牛タン会社風評被害 東電1300万円支払いで和解
2012/12/25 訴訟対応, 民事訴訟法, その他

事案の概要
福島第1原発事故の風評被害で売り上げが激減したとして、仙台市内で複数の牛タン店を営む会社が東京電力に約1900万円の損害賠償を求め、政府の原子力損害賠償紛争解決センターに申し立てた和解仲介手続きは24日までに、東電が約1300万円を支払うことで和解が成立した。
コメント
仙台の牛タン店の多くは外国産を使っている。にもかかわらず観光客は牛タンを国産と誤認してしまったということが、風評被害の経緯である。仲介委員は、「観光客は牛タンを『仙台名産』や『牛』との言葉から国産と連想し、消費や購入をためらう。風評被害とはそういうものだ」と判断し、風評被害の損害の大半を賠償対象と認めた。
そもそも東電の原発問題は東電内のコンプライアンスや内部監査体制がしっかりしていれば、防げた可能性がある。原発問題のような被害が甚大な事故を防ぐためにも、企業側が法令順守や内部監査の実効性を高めるためるべく、法務部門・内部監査部門の強化することが望まれる。
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